東京2020パラリンピック大会まであと2年!知っておきたい「22」のこと

2018年8月25日は、東京2020パラリンピック大会の2年前。史上初、同一都市で2回目の夏季パラリンピック競技大会開催となる、東京2020パラリンピック大会は一体どんな大会になるの?東京2020パラリンピック大会で実施される全競技数「22」にちなんで、大会に向けてパラリンピックについて知っておきたい「22」のことをお届け!

世界初!同一都市で開催される2度目の夏季大会


1.世界初!同一都市で開催される2度目の夏季大会:
1964年に東京で行われた大会は、21か国375名のアスリートが9競技において競い合う、アジアで初めてのパラリンピックとして開催されました。日本人選手がパラリンピックに出場するのは初めてで、選手53名、役員31名の合計84名が参加し、金メダル1つ、銀メダル5つ、銅メダル4つを獲得。1964年の大会は、障がいのある方々がスポーツを通じて社会参画できる可能性を、日本人に教えてくれました。パラリンピック開催を契機に、障がいのある人々の身体的及び精神的能力が認められ、彼らを雇用する工場が創設されれるなど、障がいのある人々の社会参加が進みました。
東京2020パラリンピック競技大会成功へのヒント(前編)「日本のパラリンピック発展に人生を捧げた男たち」

スポーツを通じて社会変革を起こす力を秘めた唯一無二の国際競技大会

2.スポーツを通じて社会変革を起こす力を秘めた唯一無二の国際競技大会:
さまざまな障がいのあるアスリートたちが創意工夫を凝らして限界に挑むパラリンピックは、多様性を認め、誰もが個性や能力を発揮し活躍できる公平な機会が与えられている場です。すなわち、共生社会を具現化するための重要なヒントが詰まっている大会でもあるのです。また、社会の中にあるバリアを減らしていくことの必要性や、発想の転換が必要であることにも気づかせてくれます。

パラリンピックの持つ4つの価値


3.パラリンピックの持つ4つの価値:
国際パラリンピック委員会(IPC)は、パラリンピアンたちに秘められた力こそが、パラリンピックの象徴であるとし、以下の四つの価値を重視しています。
・勇気:マイナスの感情に向き合い、乗り越えようと思う精神力
・強い意志:困難があっても諦めず限界を突破しようとする力
・インスピレーション:人の心を揺さぶり駆り立てる力
・公平:多様性を認め、創意工夫をすれば誰もが同じスタートラインに立てることを気づかせる力

シンボルマーク

4.シンボルマーク:
パラリンピックのシンボルマークは「スリー・アギトス」と呼ばれています。スリーアギトスは、困難なことがあっても諦めずに限界に挑戦し続ける世界中のパラリンピアンを、パラスポーツの大会に結集させるというパラリンピックムーブメントの役割を表しています。多く、赤・青・緑の三色は、世界の国旗で最も多く使用されている色ということで選ばれました。

パラリンピック競技の特徴「クラス分け」


5.パラリンピック競技の特徴「クラス分け」:
パラリンピックをはじめとするパラスポーツでは公平性を保つため、同程度の障がいのある選手同士で競技が行われます。ひとことに障がいと言っても、腕や脚、視覚など障がいのある部位や障がいの種類はさまざまです。また同じ障がいだとしても、障がいの程度は人によって異なります。それぞれ異なる障がいのある選手同士が競い合っても、選手としての能力ではなく、障がいによって優劣が決まってしまうかもしれません。例えば、車いすの選手と義足の選手が同時に100mを走っても、どちらがどのくらい優れたアスリートであるかを決めることは難しいのです。そこで、障がいの「種類」や「程度」に よってクラスを分け、公平な条件のもとで競技を行います。

4トントラックを跳び越える!走幅跳世界記録の保持者!

6.4トントラックを跳び越える!走幅跳世界記録の保持者!:
ドイツ出身のマルクス・レーム選手は走幅跳(T64クラス)の選手で、2018年7月に行われたWorld Para Athletics公認2018ジャパンパラ陸上競技大会にて、8m47cmという世界記録を樹立しました。2015年に自身の世界記録である8m40cmを更に上回り、世界を驚かせました。ちなみにリオ2016オリンピックの走幅跳び優勝者の記録が8m38cmだったので、レーム選手の記録の凄さは一目瞭然ですね。

元F1レーサーが、自転車競技世界最速の男に!


7.元F1レーサーが、自転車競技世界最速の男に!:
レーシングドライバーとしてかつてF1やCARTで活躍し、イタリアのアレッサンドロ・ザナルディは、現在パラリンピック自転車競技の世界最速の男として世界にその名をとどろかせています。リオ2016パラリンピックの自転車競技でも「H5タイムトライアル」で見事優勝し、ロンドン2012パラリンピックに続き、2大会連続の金メダリストに輝きました。

車いす史上初のグランドスラム達成は、日本人選手!

8.車いす史上初のグランドスラム達成は、日本人選手!:
車いすテニスの国枝慎吾選手は、アテネ2000パラリンピックから4大会連続でメダルを獲得した車いすテニス界を牽引するパラリンピアンです。車いすテニス史上初となる年間グランドスラム(当時の4大大会制覇)も達成しており、現在は世界ランク1位です(2018年8月現在)。座右の名は、「俺は最強だ!」。2020年のパラリンピックで金メダル獲得を目指す、「最強」の男、国枝選手の挑戦から目が離せません。

オリンピック・パラリンピック両大会でイラン人女性史上初の金メダリスト!


9.オリンピック・パラリンピック両大会でイラン人女性史上初の金メダリスト!
オリンピアンでもパラリンピアンでもある、アーチェリー選手のザハラ・ネマティ。リオ2016オリンピック開会式では、旗手としてイラン国旗を自身の車いすから掲げ、選手団の先陣を務めました。ロンドン2012大会、リオ2016大会、2大会連続で金メダルを獲得しています。

パラリンピアン特有の競技用具


10.パラリンピアン特有の競技用具:
障がいのある選手が安全に競技できるように、選手が使用する用具には多くの工夫がされています。また、パラリンピックに参加するトップレベルの選手達の中には、最高のパフォーマンスを発揮すべく最新の技術を投入した用具の開発に取り組んでいる選手も多くいます。

競技によって変わる義足

11.競技によって変わる義足:
自転車用義足:ペダルに義足を固定します。
陸上競技用義足:競技用に進化した義足は主にカーボンファイバー製で、板を曲げた形状をしています。そのため地面を蹴る際の反発力が強く、前への推進力に変えることができます。

競技によって変わる車いす


12.競技によって変わる車いす:
車いすバスケットボール:急発進や細かいターンなど、この競技ならではの動きをサポート。素材は軽くて丈夫なアルミやチタンなどで、耐久性と軽量性を実現しています。
陸上競技:日常生活用の車いすとはまったく異なる、縦長のフレームと大きな2つの後輪(直径70cm以内)が特徴です。その重量は8~10kg程度で、フレームは軽くて丈夫なアルミニウムやチタン、カーボン等が用いられいます。ラグビー:激しくぶつかり合う競技用車いすは、装甲車のような見た目をしていますが、機敏な動きを可能にするため、タイヤは八の字型に取り付けられています。タイヤには、タックルからの保護やひっかかる部分を減らす目的で、スポークカバーを装着しています。競技用車いすの形状は攻撃型と守備型の2つに分かれます。

選手の最高のパフォーマンスを支える、世界最高レベルの修理サービス


13.選手の最高のパフォーマンスを支える、世界最高レベルの修理サービス:
世界中から集まるパラリンピアンが最高のパフォーマンスを発揮するために、オリンピックにはないパラリンピック独自のサービスが、選手村等に設置されるリペアサービスです。リペアサービスには大会期間中に、激しい試合の末に破損した車いすやヒビの入った義足など、次々に選手たちから持ち込まれます。サービススタッフは選手に処置内容を伝えたのち、手際よく修理を行います。どんな修理も無償で行うこのリペアサービスは、パラリンピック大会にはなくてはならない大事な機能の一つです。パラリンピックには、コーチや監督のみならず、選手を支えている様々な存在があるのです。

東京2020大会開催概要

14.東京2020大会開催概要:
東京2020パラリンピック競技大会は、2020年8月25日(火)~9月6日(日)に開催予定です。実施競技数は、全22競技540種目、4,400名(上限)の選手が出場予定。
パラリンピック実施競技
パラリンピック会場一覧

世界最高のユニバーサルデザインを目指す、メインスタジアム

15.世界最高のユニバーサルデザインを目指す、メインスタジアム:
新国立競技場は、東京2020大会のメインスタジアムとして建設されます。人にやさしく、誰もが安心して集い、競技を楽しむことのできるスタジアムをコンセプトに、全ての利用者が円滑に利用できる世界最高のユニバーサルデザインを導入した施設を目指しています。ユニバーサルデザインの実現に最も重要な点は多様な利用者ニーズの把握であるため、設計から施工段階において、高齢者、障がい者団体及び子育てグループ等の参画を得てユニバーサルデザイン・ワークショップを開催し、関係者の意見を集約した上で業務が進められています。2019年11月末に完成予定です。

スピーディーな試合展開にコートは熱くなる!新競技バドミントン

16.スピーディーな試合展開にコートは熱くなる!新競技バドミントン:
バドミントンは、東京2020大会から正式競技に採用されました。14種目に90名が出場することが決まっています。パラリンピックのバドミントンは障がいを考慮して、オリンピックとは一部ルールが変更されていますが、使用するラケットやシャトルは同じものです。クラスは大きく分けて「車いす」と「立位」があります。アジアのレベルが高く、日本もメダル獲得が期待されています。
バドミントン

豪快な蹴り技、鉄壁のガード!新競技テコンドー

17.豪快な蹴り技、鉄壁のガード!新競技テコンドー:
テコンドーは東京2020大会で初めて採用されるもう一つの競技です。腕に障がいがある選手が対象で、体重別に、男子は3階級、女子は3階級に分けられます。各階級12名、計72名のパラテコンドー選手が出場予定です。現在、登録選手が増えており、2017年10月にロンドンで開かれた世界パラ選手権大会は大きな反響を呼びました。初めてのパラリンピックへ向け、選手は東京を目指しています。
テコンドー

パラリンピックメダル

18.パラリンピックメダル:
パラリンピックのデザインは、表面にスリーアギトス、裏面にパラリンピック大会エンブレム、大会名称などいくつかの要素を入れる必要がありますが、以上を除けば、表面も自由なデザインが可能です。
また視覚障がいを持つ人にもメダルが識別できるよう点字を入れることとなっており、リオデジャネイロ2016大会ではメダルを振ると音が鳴る仕組みも施されました 。東京2020大会のパラリンピックメダルのデザインは、大会1年前の2019年夏頃公表予定です。
東京2020メダル

パラリンピック聖火リレー

19.パラリンピック聖火リレー:
イギリスのストーク・マンデビルと、開催国内数か所で聖火フェスティバルを行い、開催都市に集火して聖火リレーを行います。最初のパラリンピック聖火リレーは、1988年ソウルパラリンピック競技大会で実施されました。ソウル大会のリレーのルートは105km、合計282人のランナーがパラリンピック聖火トーチを運びました。パラリンピック聖火リレーは、パラリンピック聖火は皆のものであり、あらゆる個人・団体・都市のサポートメッセージ(スパーク)が集まって、都市の聖火点灯イベントで炎を灯すエネルギーとなるという発想に基づいて運営されます。オリンピックからの移行期間中に勢いや興奮を維持し、人々にパラリンピックの精神及び価値を伝える役目を持っています。
東京2020聖火リレー

パラリンピックマスコット

20.パラリンピックマスコット:
東京2020パラリンピックマスコットのソメイティは、桜の触角と超能力を持つクールなキャラクター。普段は物静かですが、いざとなると誰よりもパワフルで超人的パワーを発揮するパラリンピックアスリートを体現する存在です。大会史上初の試みとして小学生投票によって生まれました。「強い意志」「勇気」「公平」「インスピレーション」のパラリンピックバリューを広く世界に発信し、大会のアンバサダーとして活躍していきます。
東京2020マスコット

東京2020パラリンピック大会を一緒に成功させよう!


21.東京2020パラリンピック大会を一緒に成功させよう!:
2018年9月中旬に大会ボランティア募集がスタートします。主に大会期間中および大会期間前後に大会運営に直接携わり、大会の雰囲気を醸成するメンバーの一員として大会を成功へと導く活躍が期待されます。障がいの有無にかかわらず、より多くの方に応募いただきたいと考えています。

パラリンピックで、奇跡をつくる、1人になろう!

22.パラリンピックで、奇跡をつくる、1人になろう!:
TOKYO 2020 ID チケット申込事前登録キャンペーンは、公式チケット販売サイトでのチケット購入の際必要となるIDを皆さまに登録いただくように呼び掛けています。2018年9月6日(木)17時までにIDに登録いただいた方を対象に、東京2020大会ならではのプレゼントキャンペーンを実施!応募いただいた方の中から抽選で、東京2020大会への期待が膨らむ「TOKYO 2020事前視察ツアー」を5組10名様、公式ライセンス商品を50名様にプレゼントいたします。皆さんの熱い応援が、選手の勇気になり、奇跡を生み出します。さあ、あなたも「奇跡をつくる、1人になろう。」
TOKYO 2020 ID チケット申込事前登録キャンペーン