スポンサーインタビュー:明治「スポーツと食育活動」で人々の成長サポートを

人々が健康な生活を送るためには、「体を動かすこと」と「バランスのいい栄養の摂取」が不可欠です。株式会社 明治(以下、明治)は長きにわたり食育活動やアスリートの栄養サポートを行ってきました。こうした実績を活用し、「スポーツの楽しさ」や「食の大切さ」を子供たちに感じてもらうイベントとして「meiji Tokyo 2020 Fes」を立ち上げました。
2020年を契機に、明治は企業として何を実現し、どのようなレガシーを残していきたいと考えているのでしょうか。そのビジョンに迫ります。

「夢を持つことの大切さ」と「栄養をとる重要性」

「meiji Tokyo 2020 Fes」とはどういう取り組みなのかを教えてください。

株式会社 明治 オリンピック・パラリンピック推進部 マーケティングG長 森田 次郎(以下、森田)

「meiji Tokyo 2020 Fes」は、アスリートとのふれあいや実際の競技体験、食育ミーティングなどを通じて、子供たちの成長に欠かせない「スポーツの楽しさ」と「食の大切さ」を体全体で感じてもらうイベントです。明治にとって東京2020大会のアクティベーションの中核と位置付けている取り組みで、「スポーツと栄養による子供たちのための成長サポート活動」と定義付けています。すでに各地で8回開催しており、多くの子供たちが楽しんで参加してくれています。

「meiji Tokyo 2020 Fes」の取り組みについて説明する森田さん

この取り組みはどのような経緯で始まったのでしょうか?

森田
明治はお客さまの「健康な食生活」に貢献することを方針として掲げています。それを具現化する活動にすべく、まず、明治が持つ資産の棚卸を行いました。その中で2つ見えてきたのは、全国に配置している食育担当者による「食育活動」と、30年以上にわたり行ってきた「各競技団体やアスリートへの栄養サポート」でした。
食育活動は、小中学校を訪問して行う出前授業を中心として、年間約3200回(2017年度実績)行っています。また、食事調査やカウンセリング、食事メニューの提案などを通して、アスリートのカラダづくりをサポートしてきた実績もあるので、これらの知見やノウハウを活用し、子供たちの健全な成長を促進したいという思いで「meiji Tokyo 2020 Fes」を立ち上げました。

すでに8回開催してみて、手応えはいかがですか?

森田
イベントが終わったあとに、子供たちが自らの成長宣言を書けるボードを用意しています。最初はみんな照れてあまり書かないかなとも思ったのですが、ふたを開ければボードがあふれるくらいに書いてくれました。イベントを通じて何かを感じ取り、2020年に向けて「自分はこういうふうに成長したい」と思ってくれたのだと思います。

「meiji Tokyo 2020 Fes」は運動がそれほど得意ではない子供たちも楽しみながら参加できます

子供たちは2020年に向けた成長宣言を積極的に書いてくれるそうです

それはうれしいですね。

森田
そうですね。運動が苦手な子でも参加できるようなプログラムにしていますし、運動することと栄養習慣を身につけることで、カラダづくりにつながっていくので、非常に重要な取り組みだと考えています。

今後の展開についてはどのように考えているのでしょうか?

森田
2020年に向けての集大成として、東京2020大会の競技観戦付きの親子招待プログラムを2泊3日で開催したいと思っています。その根底には、東京2020大会を通して、「夢を持つことの大切さ」「栄養をとる重要性」をお伝えして、成長サポートをしたいという思いがあります。

親和性を切り口に、ホストタウン自治体と連携

ホストタウン()についての取り組みも聞かせてください。実際にどのような取り組みをしていますか?(自治体が東京2020大会の参加国・地域との交流を図ること、地域の活性化を目指すことを目的とした事業)

株式会社 明治 オリンピック・パラリンピック推進部 渉外G専任課長 八木澤 博正(以下、八木澤)

ホストタウンについては、東京2020大会を契機とした官民連携をビジネスレガシーにできないかという視点で取り組んでいます。ホストタウン自治体が試行錯誤しながら取り組みを模索しているケースに直面し、明治として何ができるかを考え、商品を接点にした協力、食育セミナーの活用、ホストタウン認知アップ策、小売業売り場との連動等、明治のリソースを活用した活動を行っています。自治体とともに汗を流し、WIN-WINな関係づくりをすることに重きを置いています。

ホストタウンの取り組みについて説明する八木澤さん

ホストタウン自治体へのアプローチはどのようにするのですか?

八木澤
例えばヨーグルトならば商品名にもなっているブルガリア、チョコレートならばその原料となるカカオ豆の原産国のひとつであるブラジルというように、明治の商品との親和性を切り口に、その国のホストタウン自治体と連携を行っています。

具体的な事例を教えてください。

八木澤
商品を接点に協力した事例では、ブルガリアのホストタウンである山形県村山市で、ブルガリアの新体操の事前キャンプの際に、選手の体調管理を目的にしたヨーグルトの提供や公開演技会での演出なども行っています。同じくブルガリアのホストタウンである千葉県市川市は、市民にあまり知られていないという課題があり、商業施設でブルガリアに関するクイズを実施したり、選手団を迎えるためのウエルカムボードを市民と一緒に作る企画を行い、認知アップに貢献しました。
食育セミナーを活用した事例としては、ブラジルのホストタウンである静岡県浜松市で柔道の体験会を実施した後に、チョコレートを通じてブラジルの文化や国際支援などについて知ってもらうセミナーを開催した実績があります。

村山市はブルガリアの新体操の事前キャンプの際に、ヨーグルトの提供などを行っています

親子で参加できる食育セミナーも開催されています

こうした施策が他に広がった事例などはあるのでしょうか?

八木澤
村山市は先進的なホストタウンとして表彰もされており、この事例を他の自治体も参考にするという状況が生まれています。また村山市と明治の連携は事前キャンプにとどまらず、「市民の健康増進」にもテーマを広げた協定を締結し、市民向けの健康セミナーや中学校での熱中症対策講習会などに発展しました。自治体と民間企業が1対1で連携するというのはなかなか難しいのですが、東京2020大会をきっかけに連携がしやすくなっています。

スポーツは「成長の素」になる

東京2020大会まで500日を切りました。御社が考える「スポーツの力」というのはどういうものでしょうか?

森田
一言で言うと「成長の素」ですね。スポーツをやっていれば、「あの選手に勝ちたい」「この大会で優勝したい」と目標を持ちます。夢を実現していくプロセスの中で、成長していく。スポーツをやっていなかったとしても、アスリートの姿を見て共感し、興味を持った選手の背景を調べると、選手の信念や努力から気付きを得ることができる。スポーツを見るという側面でも自分をポジティブに変えるきっかけはたくさんあるので「成長の素」になると考えています。

東京2020大会のパートナーとして御社が残したいレガシーはありますか?

八木澤
現在、ホストタウン自治体は全国で約300近くあり、その中で明治として何かしらの関係値を作れた自治体は40を超えています。このホストタウン事業で培った自治体との関係値を生かし、2020年以降も包括連携協定などの手段も取り入れながら、健康増進の社会課題の解決に取り組むパートナーになれればと思っています。

長年、人々の生活を支えてきた明治の根底にある思いは「食を通じた健康への願い」でした。幸福な人生を送るために不可欠なものは健康です。人々に寄り添い、社会課題の解決にも取り組む明治の活動に今後に注目していきたいですね。

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