「東京2020大会に携わることができて光栄です」 ももいろクローバーZ・佐々木彩夏さんインタビュー(前編)

東京2020競技紹介アニメーション「One Minute, One Sport」にコンテンツナビゲーターとして登場する佐々木彩夏さん

「私自身、以前はスポーツにうとかったんですよ」と語るのは、アイドルグループ「ももいろクローバーZ(以下、ももクロ)」のピンク担当、"あーりん"こと佐々木彩夏さんです。しかし、ライブなどでアスリートと共演することで、選手や競技に興味を持ち、今は来たる東京2020オリンピック・パラリンピックを心待ちにしているそうです。

そんな佐々木さんを含むももクロ(他に百田夏菜子さん、玉井詩織さん、高城れにさん)と、お笑いトリオ「東京03(飯塚悟志さん、豊本明長さん、角田晃広さん)」が、東京2020競技紹介アニメーション「One Minute, One Sport」にコンテンツナビゲーターとして登場します。このアニメーションは、公益財団東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)が、東京2020大会で実施される各競技に興味を持っていただくために制作。東京2020オリンピック・パラリンピックで実施される全55競技67種類のスポーツの概要や見どころを「手書きアニメーション」を用いて表現し、1本あたり60~70秒程度の映像となっています。

今回、7月上旬から順次公開しているアニメーションに登場する佐々木さんが、自身のスポーツとの関りや、東京2020大会で注目する競技や選手について語ってくれました。

まさかこんな形で東京2020大会に関われるなんて......

今回、アフレコをするにあたり実際に動画を見たと思いますが、どう感じましたか?

東京でのオリンピック・パラリンピック開催が決まったときは、「まだもう少し先だな」と思っていましたが、もう来年にまで迫ってきているというワクワクと、こうやって大会に携わることができて光栄だなと感じます。私たちや東京03さんのライブでやっているこの演出が、まさかこんなに大きくなるとは思っていなかったですし、私たちらしさも残していただけてうれしいです。

ライブでやっている演出というのは?

東京03さんのライブでは、コントのテーマに沿った映像を流したり、私のソロコンサートで私のことを面白おかしく説明したりする、半分以上ふざけた内容の映像を流していたりするんです。その映像はあーりんの可愛さの説明をしたり、今年のソロコンサートでは「あーりんチャンス」と銘打って、日常の中でいかに「あーりん」という単語を見つけられるかといった、ふざけた内容のことばかりやっていました。だから、まさかこんな形で東京2020大会に関わらせてもらえるなんて思っていなかったので、びっくりしています。

東京03の飯塚悟志さん(右)と公開収録に参加しました

「まさかこんな形で関われるなんて」と喜ぶ佐々木さん

日常の中に「あーりん」を見つけるというのは?

例えば、焼き肉を食べに行って、デザートに杏仁豆腐を見つけたら「あんにん? あーりん? あーりん?」みたいな、そういうのをひたすら探す動画です。ふざけてますよね(笑)。

そうですね(笑)。今回の動画を作るにあたり、お話をいただいたときはどういう気持ちでしたか?

最初に聞いたときは、「ソロコンサートで使っているような映像みたいなものを撮るよ」と言われただけだったのですが、そうしたらまさかの競技紹介の映像ということでした。小さな子供たちにとっても絵がいろいろ変わったりするので楽しめるでしょうし、「オリンピックやパラリンピックにはこういう競技があるんだな」と、知るきっかけになると思います。大人はもちろんさまざまな世代の方に楽しんでいただけるんじゃないかなと思いますし、それに関われることがうれしいです。

あーりんが注目する競技、選手は!?

注目する競技、選手について語る佐々木さん

実際に佐々木さんが好きな競技は何でしょうか?

好きなのは体操や水泳ですね。見入っちゃいます。私は本当に運動音痴で、何もできないので、皆さんすごいなと思いながら見ています。

以前、曲のPVでウエイトリフティングをやっていましたよね。

はい、やらせていただきました。個人競技の方々は自分との戦いと言うか、その日に向けて心身のコンディションを整えるのがすごく大変なんだろうなと、撮影をしながら感じました。

佐々木さんもソロコンサートをやっているので、個人競技の選手の気持ちは分かるものですか?

そうですね。でも、ライブは私1人で作っているものではないので。メンバーや一緒にやってくださるバンドの方、スタッフさん、見に来てくださるお客さんがいて完成するのものです。だから「絶対に失敗しないようにしないと」というプレッシャーはあまりないんですけれど、やっぱり「見に来てくださる皆さんに楽しんでもらいたいな」とか、「良いパフォーマンスができたらいいな」という気持ちは、アスリートの皆さんと一緒だと思います。でも勝敗があるというのはすごいなと思います。テレビで応援しているときも、こちらはチームの1人のような気持ちで、気合いが入ってしまうので、それを背負って戦うアスリートの皆さんは強いなと思います。

今はまだあまり知らないけれど、東京2020大会で見てみたい競技はありますか?

サーフィンが見てみたいです。1回も競技は見たことないので、興味があります。

全競技含めて注目している選手はいますか?

私が中学生くらいのときに、ロケで体操教室に伺ったのですが、そこに体操の村上茉愛選手がいたんですね。そのときに生で技を見せていただきました。それが印象に残っています。私は前転しかできないので、すごいなと(笑)。そのまま今も活躍されていて、東京2020オリンピックでも活躍してくれるんじゃないかと楽しみにしています。

佐々木さんが注目しているという村上茉愛選手

ちょうど同世代ですし、やはり注目しますよね(2人は同じ1996年生まれ)。

そうですね。あとなでしこジャパン(サッカー日本女子代表の愛称)の長谷川唯選手とは、高校の同級生です。クラスは違ったんですけれど、高校時代もサッカーをすごく頑張っている女の子として有名だったので、お互い分野は違えど、刺激を受けています。たくさん活躍してほしいと思いながら、いつもテレビで応援しています。隣のクラスでしたし、向こうもたぶん覚えてくれているかな。ポスターにも出ていたりするので、「あぁ、すごいな」とそれを見るたびに思っています。

もし自分がアスリートになれるなら、どの競技のアスリートになりたいですか?

速く走りたいです! だから陸上の選手になりたいかな。私は50メートルを走るのに10秒くらいかかるんですよ。でも選手によっては100メートルを10秒切るじゃないですか。自分の体1つでそんなに速く走れるんだというのが、本当にすごいと思いますし、私も「それくらいのスピードで走れたらな」と感じます。

アスリートの強さを見ることで日々の生活を頑張ろうと思える

佐々木さんが感じるスポーツの魅力とは!?

「スポーツとの融合」をテーマにしたライブを開催したこともありますが、こういう取り組みを実際に行ってどう感じましたか?

スポーツに興味があっても、なかなか生で見る機会はないという人もいると思います。ライブを見ながら、競技を見ることができるというのもあまりないですし、選手の皆さんも楽しんでパフォーマンスしてくださるので、お互いプラスの効果があるように感じました。

実際に車いすラグビーの選手たちが出演されて、その直後に開催された世界大会で優勝したというのも話題になりましたね。

そうなんですよ! 忙しいスケジュールの合間を縫って出演してくださって、リハーサルでは私たちの前でプレーを見せてくれました。車いすラグビーは見たことがなかったですし、めちゃくちゃ格好良かったです!

実際に競技や選手に触れると興味も沸いてきますよね。

最初の一歩をなかなか踏み出せないこともあるでしょうし、私たちのライブが競技を見に行ったり、興味を持つきっかけになればいいなと思います。私自身が実際にそうで、以前はスポーツにうとかったんですね。でもライブで「こんな競技があるんだ、こういう選手がいるんだ」というのをたくさん学びました。棒高跳びなども、すごく印象に残っています。

どういうところが印象に残っているのですか?

棒高跳びの選手は、曲の間奏中に跳んでくれたのですが、跳ぶ選手をみんなが見ているんです。あの集中力やオーラ、自信に満ち溢れた姿、助走をつけて一歩一歩踏み出す力強さがすごく格好良いなと思いました。

スポーツの魅力はどういうところに感じますか?

私は自分がスポーツをうまくできないぶん、選手の皆さんに託してしまうと言うか、「私のぶんまで頑張って」と訳の分からないお願いをしたくなるんです(笑)。あそこまでみんなの気持ちが一つになることってなかなかないじゃないですか。スポーツは家族や友達との会話のきっかけにもなるし、みんなの思いを背負うトップアスリートの強さを見ることで、日々の生活を頑張ろうと思えたりもします。試合会場では選手の方々や、応援のエネルギーをすごく感じますし、そういうところにも魅力があるように思います。

佐々木さんと飯塚さん

(後編に続く)

東京2020競技紹介動画「One Minute, One Sport」卓球バージョン

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