「持続可能性進捗状況報告書」の公表について ~実行段階への確かなステップ~

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック組織委員会(東京2020組織委員会)は、本日(2019年3月26日)、「持続可能性進捗状況報告書」(以下、本報告書)を公表しました。
2018年6月に「持続可能性に配慮した運営計画 第二版」を公表し、東京2020大会が取り組む持続可能性に関する5つの主要テーマである「気候変動」、「資源管理」、「大気・水・緑・生物多様性等」、「人権・労働、公正な事業慣行等」、「参加・協働、情報発信(エンゲージメント)」について、取り組みを進めて参りました。
東京2020大会においては、大会の準備・開催のフェーズに沿いながら、持続可能性報告書を3回公表していく予定(2019年3月、2020年春、2020年12月を予定)であり、今回が初回となります。
本報告書は、持続可能性報告の国際的基準であるGRIスタンダード()の中核オプションに準拠し、2018年を中心に、5つの主要テーマに関する取り組み状況や、調達及び会場・インフラ整備の進行状況を記載しております。

<本報告書における主な取り組みと成果>

  • 「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」において必要な金属量を確保見込み
  • 「日本の木材活用リレー~みんなでつくる選手村ビレッジプラザ~」に全国63自治体が協力
  • ILOや国連等の国際機関と連携し、「持続可能な開発目標(SDGs)」に貢献
  • 多様な主体の参画によるCO2のオフセットと削減の取り組みを開始
  • 「持続可能性に配慮した調達コード」において、6種類の個別調達基準を策定し、不遵守に関する通報受付窓口を開設。国内では木材、農・畜・水産物に関する認証取得が拡大
  • 新たな恒久の競技会場においては、省エネ技術や再生可能エネルギー設備の導入を進めるとともに、「Tokyo2020 アクセシビリティ・ガイドライン」等に準じてアクセシビリティを確保
  • 大会に関わる全ての人々の人権を尊重するため、「D&I宣言」や「D&Iステッカー」により、職員がダイバーシティ&インクルージョンに賛同できる仕組みを構築
  • 「財産管理処分規程」の策定やリースの活用による資源の有効利用など、調達物品の後利用・再資源化に向けた取り組みを推進

<()GRIスタンダートとは>

GRI(グローバル・レポーティング・イニシアチブ)は、組織の持続可能性報告書の枠組みに関する包括的かつ国際的なスタンダードを作成している国際的な団体です。GRIスタンダードは、組織のガバナンス、経済面、社会面および環境面に関する目標へのプラス・マイナス両面のインパクトについて、公に報告する仕組みを提供するものです。
参考:GRIウェブサイト(別ウィンドウで開く)

東京2020大会の持続可能性
(ファイルをダウンロード)持続可能性進捗状況報告書 概要版(PDF:2.8 MB) (ファイルをダウンロード)持続可能性進捗状況報告書(PDF:15.3 MB)

武藤 敏郎 東京2020組織委員会事務総長 コメント

持続可能な大会の実現には、多くの方々の参加が不可欠であり、これまでも国内外の様々な方々のご協力により、具体的な取り組みを進めてまいりました。
大会まで約1年4か月となり、2019年は、大会の計画段階から、各会場を中心とした大会の運営段階への移行という大きな転換点を迎えます。大会における持続可能性への配慮を確実に実施していくためにも、極めて重要な時期となります。
2020年およびその先を見据え、持続可能性を私たちの活動の全てに導入していけるよう、組織委員会の一人ひとりがその役割を自覚しながら、一丸となって取り組んでまいります。

小宮山 宏 街づくり・持続可能性委員会委員長 コメント

「街づくり・持続可能性委員会」では、組織委員会の持続可能性の取り組みに専門的立場から助言するため、有識者・専門家を含め社会各層の方々と、公開の場において議論を重ねてきました。
そうした努力の成果の一つとして、持続可能性という目に見えにくいテーマを、キラーコンテンツの集まりとして可視化することを提案して来ました。この提案を含め、報告書に記載された取り組みの実績や進捗は、大会関係者と委員会等のメンバーおよび社会の人々との協働作業の成果と申せましょう。
私たちは、持続可能な大会、そしてその先にある持続可能な社会の構築のために、引き続き東京2020大会に積極的に関わり、取り組んでまいります。