国連気候変動枠組条約(UNFCCC)「Sports for Climate Action Framework」への参加について

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、現在ポーランドのカトヴィツェで開催されている気候変動枠組条約第24回締約国会議(COP24)において、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の取り組みの一環として、2018年12月11日、新たに設立された「Sports for Climate Action Framework」に参加することが決まりましたのでお知らせします。
「Sports for Climate Action Framework」は、気候変動がスポーツに与える影響の強さ、スポーツイベントの実施などが環境へ与えるインパクトの大きさ、スポーツそのものへの人々の関心の強さから、スポーツに関わる気候変動対策の重要性を示し、気候変動対策に向けて協同で貢献していく枠組みです。また、気候変動対策に関するパリ協定や持続可能な世界を実現するための国際目標SDGs(持続可能な開発目標)に対して、スポーツを通じて貢献することも目指しています。
東京2020組織委員会は、これまで「持続可能性に配慮した運営計画」を策定し、「Be better, together/より良い未来へ、ともに進もう。」を大会の持続可能性コンセプトとして掲げています。大会の会場整備においては、既存会場の活用や省エネルギー化、大会運営においては、再生可能エネルギー電力の利用等、気候変動対策に向けたさまざまな取り組みを行っていくこととしています。
今回の「Sports for Climate Action Framework」という枠組みは、東京2020組織委員会の取り組みや考えに合致するものであり、発足時から参加するに至りました。また、国際オリンピック委員会(IOC)も本枠組みへの参加を表明しており、スポーツ界として気候変動対策への取り組みを積極的に進めていきます。

「Sports for Climate Action Framework」参加団体の5つの原則

  • 計画的に環境対策に取り組む
  • 総合的な気候変動対策を実施する
  • 気候変動対策に関する普及啓発を行う
  • 持続可能な選択を推進する
  • ステークホルダーと協力し気候変動対策を推進する

武藤敏郎 東京2020組織委員会専務理事・事務総長コメント
東京2020組織委員会は、設立当初から、持続可能性を大会の重要なテーマと位置付けております。
気候変動対策は、持続可能性の中でも重要な分野であると認識しており、東京2020組織委員会では、気候変動対策の実施に向けて、関係機関と協力しながら取り組みを進めているところです。今回、このようなスポーツと気候変動に関する国際的な枠組みに協力できることを大変嬉しく思います。
東京2020 大会は気候変動分野に関する目標として「Towards Zero Carbon」を掲げています。この目標に向けて取り組みを進め、後世のスポーツイベントやスポーツに関わる組織における気候変動対策の取り組みへと繋げていくことは、東京2020 大会の重要なレガシーになると考えています。

東京2020組織委員会が目指す持続可能性

SDGs への貢献

今回の取組は、持続可能な開発目標(SDGs)における17 の開発目標のうち、「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「13.気候変動に具体的な対策を」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献につながる取り組みとなっています。

SDGs とは
SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」に掲げられた 2030年までの国際目標です。地球上の誰一人として取り残すことなく、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成されています。オリンピックの目標はスポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献することであり、またパラリンピックは、その大会の開催の目的の一つを、アクセシブルでインクルーシブな社会の実現に資するレガシーを開催国に残すことを目的の一つに掲げています。こうしたオリンピック・パラリンピックの精神と SDGs には強い親和性があります。