東京2020組織委員会と国際連合が東京2020大会を通したSDGsの推進協力に関する基本合意書へ署名

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック組織委員会(東京2020組織委員会)は、本日(2018年11月14日)、国際連合と東京2020大会を通したSDGsの推進協力に関する基本合意書へ署名しました。
国際連合とSDGsについて基本合意書を締結するのは、歴代のオリンピック、パラリンピック組織委員会として初めてのこととなります。
本パートナーシップは、両者がそれぞれの資源を活用し、東京2020大会を通して、オリンピック・パラリンピックの精神と高い親和性を持つSDGs(持続可能な開発目標)の実現に貢献するものです。
今後、本パートナーシップに基づいて、以下の協力活動を行う予定です。

アリソン・スメイル国際連合事務次長と武藤東京2020組織委員会専務理事・事務総長

基本合意書の主な内容

  • 東京2020と国連は、大会の機運を醸成するとともに、SDGsの達成におけるスポーツの役割に対する関心を高め、SDGsに貢献するスポーツ活動を促進し、SDGs(持続可能な開発目標)とは何かということやスポーツとの関連性に対するグローバルな理解を促進するため相互にとって有益な連携を図り、共通の目標と可能性を認識する。
  • 国連は、SDGsに関連する活動を実施し、これらの目標に対する意識を高めるために、東京2020の取り組みを支援する知識、情報、およびリソースが許す限り、資材を提供する。
  • 東京2020の支援を受けて、国連は、大会終了まで自らのイベントや広報プラットフォームを活用して、東京2020、スポーツ、そしてSDGsの繋がりを日本及び他国の人々に知らせる機会を創出する。
  • 東京2020は、大会期間中に国連が東京2020のSDGsへの貢献や、平和と発展を促進するオリンピックムーブメントの力について配信するSDGメディア・ゾーンの創設に協力する。

アリソン・スメイル 国際連合事務次長コメント
今回の基本合意書は、国連が東京2020と連携し、アスリートたちが残す記録だけでなく、大会をいかにして革新的な責任ある方法で運営するかという点についても光を当てることを可能にするものであり、私はこれに署名できることを誇りに思っています。また、SDGs達成に対する東京2020の貢献や全世界で平和と開発を推進できるオリンピックの力に関する議論を始めるため、我々のプラットフォームを活用する素晴らしい機会となります。

武藤 敏郎 東京2020組織委員会専務理事・事務総長コメント
東京2020組織委員会は、設立当初から、持続可能性を大会の重要なテーマと位置付けております。
オリンピズムとパラリンピックの育む価値観はSDGsの理念と高い親和性があるため、相互の連携・協力関係について協議を重ねてまいりましたが、本日、基本合意書に署名する運びとなりましたことを、大変嬉しく思っております。
東京2020大会まで2年を切りましたが、大会を契機に世界共通の課題に取り組み、持続可能な社会を次世代に継承できるよう、今後とも準備を加速してまいります。

東京2020組織委員会が目指す持続可能性

SDGsロゴ

世界を変えるための17の目標

SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられた2030年までの国際目標です。地球上の誰一人として取り残すことなく、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成されています。オリンピックの目標はスポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献することであり、またパラリンピックは、その大会の開催の目的の一つを、アクセシブルでインクルーシブな社会の実現に資するレガシーを開催国に残すことを目的の一つに掲げています。こうしたオリンピック・パラリンピックの精神とSDGsには強い親和性があります。