「感動できる作品にしたい」東京2020オリンピック公式映画の監督に河瀨直美さんが就任

東京2020オリンピック競技大会公式映画監督に就任した河瀬直美さん(中央)

「感動できる作品にしたい」と語る河瀬直美さん

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、2018年10月23日(火)、東京2020オリンピック競技大会公式映画の監督に河瀨直美さんが就任したことを発表しました。

オリンピック公式映画は20世紀初めより、すべてのオリンピック競技大会で制作。日本で開催された過去大会の公式映画は、市川崑氏(東京1964大会)、篠田正浩氏(札幌1972大会)、バド・グリーンスパン氏(長野1998大会)が監督を務めました。

河瀨さんは1997年、劇場映画デビュー作となった『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を史上最年少で受賞。2007年には『殯の森』で同映画祭グランプリ(審査員特別大賞)を受賞しました。他にも『2つ目の窓』『あん』『光』など多くの作品で国際的な評価を得ています。東京2020オリンピック公式映画は、2021年春に完成予定。その後、国内外で広く公開されます。

河瀨直美さん(東京2020オリンピック競技大会公式映画監督)コメント

オリンピックが東京にやってくることが決まったときから、撮れるなら撮りたいと思っていました。私は高校時代までバスケットボールをやっていたので、スポーツの持っている情熱や選手たちの思いが、リアルな選手だったからこそわかります。映画監督としてそういった感情を入れ込んで、感動できる作品にしたいと思います。私はドキュメンタリーから出発している監督で、そういうリアリティーさは自分独自のものだと思っています。そうしたものを作品の中で時間をかけて描いていきたいですし、日本の今とこれから、その素晴らしさを映画を通じて見てもらいたいです。

河瀨直美さん

森喜朗 東京2020組織委員会会長コメント

世界的に活躍されている河瀬監督に、映画を撮ってもらえることは光栄ですし、うれしいです。河瀬監督は以前「映画は人をつなぐもの。人種も国境も超えていく」とおっしゃっていましたが、それはオリンピック精神と同じものです。どのような映画を撮ってくれるのか心から楽しみですし、日本の歴史に残るものになると思っています。