「金メダルを取れるように」上地選手、鈴木選手が東京2020パラリンピックへ抱負

東京2020大会を控え、パラスポーツとして最後の総合大会となるアジアでの競技大会(10月6日~13日)がインドネシアのジャカルタで行われました。車いすテニス女子シングルスでは上地結衣選手が金メダルを獲得。東京2020パラリンピック出場権獲得第1号となりました。

これを受けて上地選手は、「東京2020パラリンピック出場権獲得第1号となり、ほっとしているとともに、アジア大会で初の金メダルは嬉しいです。あと2年、東京2020パラリンピックでも金メダルを取れるように頑張っていきたいと思います。」と、内定当日にコメントしてくれました。

東京2020パラリンピック出場権獲得第1号となった上地結衣選手

東京2020パラリンピックでは「5つのメダルが狙える」と話す鈴木孝幸選手

また、同大会で日本選手団の主将を務めた競泳の鈴木孝幸選手は、日本選手1大会最多となる5つの金メダルを獲得。その鈴木選手に、東京2020大会前の最後の総合競技大会の主将として現地で感じたこと、東京2020大会に継承されてほしいことについて伺いました。

今大会の印象に残っていることで、東京2020大会でも実現してほしいと思う部分は何でしょうか?

ボランティアのフレンドリーさは、とても良かったと思います。友好的な雰囲気を含めて素晴らしかったです。また、水泳の会場だけしか見ていませんが、多くの方に会場へ来ていただき、多くの観客の中で試合ができたことも嬉しかったです。東京2020大会でも同じような雰囲気の中で競技ができればと思います。

地元インドネシア選手への応援を中心に声援がとても大きかったですが、そのような雰囲気で試合をすることはいかがでしたか?

アジア大会には過去3回出場していますが、ここまで観客がいたのは初めてのことです。それだけ多くの方が関心を持ってくれたのは嬉しいですし、やはりパラリンピックやパラスポーツが日本だけではなく、アジアでも浸透してほしいと思っていますので、その意味で今回初めて、競技になじみのなかった人が見に来てくれたのは良かったです。多くの人が見に来てくれることが、アジアの発展の一助になると思います。 声援が大きかったのは、個人的にはプラスでした。プレーを見てくれる人が多い方が嬉しいですし、その中で結果を残す喜びがあります。北京2008パラリンピックで金メダルを取った時も、満員の観客の前でパフォーマンスをして、メダルセレモニーもあったので、自分自身も興奮しました。そういう中で競技ができるのは凄くプラスです。それがプレッシャーになる選手もいますが、乗り越えないといけないと思います。

東京2020大会前の最後の総合大会となりましたが、今回は他競技の選手との交流はありましたか?

深い交流をする時間はありませんでしたが、挨拶はお互いしっかりしていました。また、JPC(日本パラリンピック委員会)本部にメダリストの写真が貼られていましたので、他競技の成績を確認することができました。その中には今までに、パラリンピックに出場されているなじみの選手が何人もいて、彼らがメダルを取ったのを見て励まされましたし、僕らも頑張らないと、という気持ちになりました。 総合大会ならではのことと言えば、大会中テレビで違う競技の映像が流れていたり、他競技の成績をニュースで知ったりすることで、刺激されました。お互いに頑張らないと、という相乗効果があったと思います。

最後に東京2020大会を控え、個人としての抱負をお願いします。

5種目でメダルを狙えると思っています。全ての種目でメダルを獲得できるようなパフォーマンスを構築していきたいです。その中には、今回の大会で世界記録に近づけた50m、100m自由形もありますし、パフォーマンスを上げて、世界記録、自己ベストを更新することで、大会での金メダルにつながっていくと思っています。