車いすテニス 上地選手・国枝選手・齋田選手、陸上 佐藤選手、水泳 山田選手 メダリスト記者会見

リオデジャネイロ2016パラリンピック競技大会9日目、日本代表選手団は、車いすテニス女子シングルスで上地結衣選手、車いすテニス男子ダブルスで齋田悟司選手、国枝慎吾選手が銅メダル、陸上・男子400メートルT52および男子1500メートルT52で佐藤友祈選手が銀メダル、水泳男子50メートル自由形S9で山田拓朗選手が銅メダルを獲得しました。

一夜明けた9月16日朝(リオデジャネイロ現地時間)、TOKYO 2020 JAPAN HOUSEにて上地選手、齋田選手、国枝選手、佐藤選手、山田選手の記者会見が行われました。

選手のコメントを紹介します。

上地 結衣選手 コメント

前回のロンドン2012大会から上位成績を残すことが目標だった。残念ながら決勝には進むことができず、悔しい気持ちは残るが、最後は勝って終わることができ、そして初めてのメダルを獲得した嬉しい気持ちもある。今回のメダルは、17歳の頃から専属として支えてくれたコーチの存在があったからこそであり、感謝している。負けた試合も勝った試合も、常に側で見ていてくれて、修正点を一緒に話し合いながら、これまで一緒に戦ってきてくれた。これから先も一緒に戦ってほしい。

車いすテニスの女子クラスでは、長年オランダがトップを走っていたが、最近ではイギリスやアジアの選手も伸びており、どこの国の選手が上位になるか分からない状態。自分も含めて、色々な国の選手が1つでも多くの大会に出ること、それによって生まれる相乗効果が今の女子クラスの動きだと思うので、数年後には、オランダの選手だけに表彰台を独占されることのないように、他の選手も含めて一緒に戦っていきたい。

今食べたいものは、卵焼き。自分へのご褒美は、ラケットを持たずに海外に行く機会がこれまで少なかったので、海外旅行に行きたい。

齋田 悟司選手 コメント

今大会では、常に上位ランキングのチームと戦う試合が多く、厳しい場面が多かった。準決勝では負けてしまったが、3位決定戦では国枝選手と常に作戦を確認しあい、力を合わせて勝つことができ、最後は笑って終わることができた。

辛い時は、コーチはもちろん、家族の応援が一番の支えになった。地元や出身地の皆さんからもたくさんの激励の言葉をいただき、とても励みとなった。

車いすテニスの男子クラスでは、イギリスをはじめとした若い選手が伸びてきているのを今回目の当たりにした。これからは、日本でも若い選手の育成が鍵になるのではないかと思う。そういった意味では、自分がこれまで培ってきた経験を、少しでも若い選手に伝授していきたいと思っている。日本の車いすの技術に関しては、細かい要望を聞いてもらえるという点では世界一だと思う。

今食べたいものは、お寿司。自分へのご褒美は、1週間程ゆっくり休みたいと思う。

国枝 慎吾選手 コメント

大変苦しんだこの1年間だったが、最後の最後で、齋田選手と銅メダルが獲れて本当に救われた。これでやっと胸を張って日本に帰れるという気持ちでいる。コーチとトレーナー、国枝を支えて下さる方々、そして妻に感謝をしたい。

苦しい1年だったため、本当に多くの方々を振り回し続け、僕のわがままによって色んな方々に迷惑をかけたと思う。全ての方々に感謝をしたい。

車いすテニス男子クラスのレベルが上がってきている。パラリンピックスポーツは観て面白くないと発展しないため、レベルが着実に上がってきているのは自分としては大歓迎である。今の日本のパラリンピックの環境は、企業がサポートしてくださる環境もできつつあるため、選手個人が意識を高くもち、上を目指して常に「メダルを獲る」という気持ちでいること、その気持ちがパラリンピックの盛り上げにも繋がると思う。

今食べたいものは、お寿司。自分へのご褒美は、随分休んでいるので、どちらかというと休みたいというよりもテニスがしたい。いち早く舞台に戻れるように調整をしていきたい。

佐藤 友祈選手 コメント

ロンドンのパラリンピックを見てから、パラリンピックの舞台に立ちたいと思い、陸上を始めた。リオの舞台でマーティン選手と接戦となり、一騎討ちのような形で戦うことができ、そして銀メダルを獲得できたことを本当に嬉しく思う。
この4年間、理解を持って支えてくれた家族に一番感謝をしている。2年前からキャプテンと二人三脚でリオの舞台へ向けて挑戦し、苦しい時も一緒に乗り越えてきた。会社や陸上関係者の方々にも助けていただき感謝している。

この2年間の中でも若い選手が伸びてきているのを感じている。自分も競技を始めたばかりなので、これからも負けないようにしっかり戦っていきたい。

今食べたいものは、お寿司。自分へのご褒美は、家族とゆっくり旅行がしたい。応援してくださった方へ感謝を伝えたい。

山田 拓朗選手 コメント

初めてパラリンピックに出場してから12年かかった。しばらく結果を残せない大会が続いており、「何としてもメダルを獲りたい」という気持ちがあったため、今回のメダルは非常に嬉しい。

この4年間は環境の変化も多く、苦しい時期もあったが、どんな時も変わらず、応援しサポートしてくれた家族に感謝したい。本当に多くの方に支えていただいた結果、ようやく形を残せたと思っている。

今大会、イギリスのチームがロンドン2012大会以降も選手育成に成功している印象があった。日本のチームも、東京2020大会に向けて若手育成をしっかりしていかなければならないと思う。競泳の環境は恵まれていると思うので、ハード面ではなく、精神的な部分での強化の工夫が必要だと考えている。

今食べたいものは、カレーとラーメン。自分へのご褒美は、ゴルフに行きたい。

記者会見の様子

上地結衣選手

齋田悟司選手

国枝慎吾選手

佐藤友祈選手

山田拓朗選手

上地結衣選手、齋田悟司選手、国枝慎吾選手、佐藤友祈選手、山田拓朗選手