オリンピック休戦への取り組みをキックオフ

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、新たにオリンピック休戦の普及を目的としたプロジェクトを開始し、キックオフイベントを2日間にわたって開催しました。

オリンピック休戦とは、アスリートやスポーツの価値を守り、世界中の戦争をより平和的に解決する道を目指して国際オリンピック委員会(IOC)が提唱するものです。東京2020組織委員会では、オリンピック休戦の認知・促進を通じて「平和の祭典」としてのオリンピックの価値を高めていきたいと考えています。
オリンピック休戦について

その具体的な取り組みのひとつとして、東京2020組織委員会と日本ユニセフ協会、UNICEF東京事務所の3者が主催し、「PEACE ORIZURU」をスタートしました。「PEACE ORIZURU」は、平和を祈り、その象徴である折り鶴を作成することを通じて「オリンピック休戦」への理解を深める活動です。
PEACE ORIZURUについて(別ウィンドウで開く)

4月5日(木)に行われた「オリンピック休戦を知ろう 〜PEACE ORIZURUキックオフミーティング〜」では、クリエイターや教育界、NPO法人などで活躍中の方々を招き、オリンピック休戦についての説明やワークショップを実施しました。

イベントの中では、アトランタ1996大会のオリンピック競泳選手で、現在はユニセフ職員として活躍する井本直歩子(いもとなおこ)さんが、オリンピック選手として得たご自身の経験をもとに、スポーツと平和について語ってくださいました。この日イベントに集まった約50人の参加者は、井本さんのお話からオリンピック休戦への理解を深めている様子でした。
また、参加者全員がそれぞれつくった折り鶴に「スポーツができる平和な環境に感謝」「世界中に平和を」といった思いを書き、SNSを通じて発信も行いました。

勉強会でお話をされる井本さん

4月6日(金)には、広島市の幟町(のぼりちょう)小学校(※)にて、オリンピック休戦公開授業、第1回「PEACE ORIZURU School」を開講。6年生の児童、約100人に対し、東京2020組織委員会およびユニセフ職員の井本さんから、平和の大切さや、その実現に向けたオリンピックの役割などについて伝えました。

授業の中で井本さんは、紛争や貧困で苦しむ国々の現状を伝え、「日本が平和であることは大きな財産、そのことを幸せに思ってほしい。そして世界にも目を向けて、何ができるか考えてほしい」と語りかけました。

その後、子どもたちはそれぞれ鶴を折り、「すべての国がオリンピックに出られるように」「みんながみんな笑顔に」などと平和への願いを折り鶴に書き込みました。

幟町小学校は、折り鶴や千羽鶴が平和や祈りのシンボルとなるきっかけを作ったと言われる佐々木禎子さんが通っていた学校です。

小学校でお話をされる井本さん) 折り鶴を折る生徒