「幕開き(まくあき)日本橋-東京2020文化オリンピアードキックオフ-」開催レポート

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、三井不動産株式会社は、10月7日(金)、東京・日本橋福徳の森特設ステージにおいて、東京2020大会の開催に向け4年間にわたる「東京2020文化オリンピアード」()のキックオフプログラムとして、「幕開き日本橋-東京2020文化オリンピアードキックオフ-」を開催しました。

第一部のセレモニーでは、文化・教育委員であるSHELLY氏が司会進行を行い、これからの東京2020文化オリンピアードを展開していく象徴であるマークが披露されました。その後、テープカットが執り行われ、国内外へ向けて東京2020文化オリンピアードのキックオフが宣言されました。

第二部のパフォーマンスでは、日本が誇る伝統芸能と最先端の特殊技術を掛け合わせた革新的なステージが披露されました。演目は宗家藤間流八世宗家 藤間勘十郎氏による「三番叟(さんばそう)」、能楽観世流シテ方重要無形文化財保持者 梅若玄祥氏による「吉野天人(よしのてんにん)」です。

歌舞伎座をはじめ歌舞伎公演の振り付けを数多く手がける精鋭、藤間勘十郎氏による「三番叟」は天下泰平、五穀豊穣を記念して行われる舞踊です。幕開けの祝儀に舞う踊りとして、これから始まる文化オリンピアードの幕開けに際し、まずその大地を踏み固め、地をならすことによって、4年後の豊かな「みのり」が祈念されました。今回はスペシャルバージョンとして、事前に撮影した演奏者の特殊映像がステージ両サイドのモニターに投影され、パート毎に録音された音が360度様々な方向から聞こえる立体音響が使われるなど、明治座の特殊効果を駆使した映像と音の演出により一層臨場感の溢れるダイナミックなステージとなりました。

平成26年人間国宝に認定され、途絶えていた作品の復曲や新作能の創作、演出など意欲的にご活躍されている能楽界の第一人者、梅若玄祥氏による「吉野天人」は、桜の名所に訪れた都人のもとに天女が現れ、花を愛で、治世を言祝ぎ、この世のものとは思えない美しい舞を見せるという華やかな演目です。日本の象徴ともいえる桜、東京2020オリンピック・パラリンピックという大きな幹に日本人はもとより世界中から人々が集い、スポーツと文化の様々な花を咲かせていくというイメージをもって上演されました。こちらも特殊映像が活用され、演者の動きに合わせてリアルタイムにモニターに映し出された桜の木と桜吹雪のCG映像が幻想的に変化する演出が行われました。最後には実際に会場の両端から桜吹雪が吹き上がり、会場に集まった来場者を驚かせました。
風に吹かれて桜の花びらが秋晴れの澄んだ空に舞い、文化オリンピアードの幕開きに相応しい美しい舞台を彩りました。

今後、東京2020大会に向けて日本全国で様々な文化芸術の取り組みが展開されます。

「東京2020文化オリンピアード」とは
2016年10月から2020年の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会終了時まで開催される文化の祭典です。公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は文化芸術の力で地域を活性化し、若者の参画促進や創造性を育むことで、2020年から先の未来に、日本や世界の文化を継承していくことを目指しています。今後、日本全国にこの取組を広げるため、政府や自治体、全国の文化芸術団体等と連携することで、多彩な東京2020文化オリンピアードを展開します。

当日の様子は下記YouTubeよりご覧いただけます。
東京都YouTubeチャンネル(別ウィンドウで開く)

司会を務めるSHELLY氏 セレモニーの様子 藤間勘十郎氏による「三番叟」 梅若玄祥氏による「吉野天人」 桜吹雪の様子