連携大学からの実施報告です。
概要
大学:早稲田大学
日時:2019年7月26日(金)9時00分~10時30分
派遣講師:中南 久志(公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 パラリンピック統括室長)
参加者数:118名(学生、教職員 一般)
授業
テーマ
東京2020 オリンピック・パラリンピック に向けたアクセシビリティに係わる取り組み
内容
- 導入
- 東京五輪音頭-2020-紹介
- 東京2020大会関連のトピックス紹介(メダルデザイン、東京2020オリンピック一年前イベントな
- 授業内アンケート~東京2020パラリンピック競技観戦意向など
- ゲストスピーカー(中南様)講義
- パラリンピック統括室長に就任した経緯
- 東京2020大会の概要
- オリンピックとパラリンピックの比較(大会期間、選手数、種目数など)、選手村について
- 「Tokyo 2020 アクセシビリティ・ガイドライン」とは
- アクセシビリティ・ガイドライン作成の経緯
- 「IPCアクセシビリティガイドライン」の特徴
- 組織委員会が目指す『共生社会』とは~「すべての人が生き生きとした社会」をつくることが目標、考え方を持った人が残ることが最大のレガシー
- ガイドラインの基準と事例
視覚障がい者誘導用ブロックやトイレ、会場の座席の例。選手村ドリンク冷蔵庫配置の工夫によるアクセシビリティ。長野1998大会での善光寺のトイレの改修事例など。 - 質疑応答
参加者からの感想
- リフト付きバスとノンステップバスの違いは何か?(質疑)
- エレベーターなどの装置やルールは、存在するだけでは意味はなく、それが本当に必要な人たちが使える状況にあるか、使いやすい状況にあるか、それが大事だなと思いました。(受講感想)
- 私もこの授業を受けた1人として、もっと周りに敏感になり、誰もが暮らしやすい共生社会作りに少しでも貢献できたらと思う。(受講感想)
大学からの感想・意見等
組織委員会の方にお越しいただき、アクセシビリティガイドラインを中心に、身近な例を出しながら、基準の重要性や取り組みについて説明していただき、有意義な学習機会になったと思います。
講義を通して、学生たちがパラリンピックの開催意義や共生社会について、より深く考えるきっかけを得ることができる貴重な機会となりました。

