地域巡回フォーラム 近畿ブロック大会 in 京都(立命館大学)

概要

日時:平成26年12月8日(月) 17時30分~19時
会場:立命館大学 朱雀キャンパス 5階 大講義室
主催:一般財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
共催:立命館大学
参加者数:約170名

参加大学(54大学)

■滋賀県
滋賀大学、びわこ成蹊スポーツ大学
■京都府
京都教育大学、京都工芸繊維大学、京都大学、京都府立医科大学、京都府立大学、京都外国語大学、京都学園大学、京都産業大学、京都ノートルダム女子大学、同志社女子大学、同志社大学、佛教大学、明治国際医療大学、立命館大学、龍谷大学、京都外国語短期大学、龍谷大学短期大学部
■大阪府
大阪教育大学、大阪大学、追手門学院大学、大阪観光大学、大阪工業大学、大阪歯科大学、大阪成蹊大学、大阪電気通信大学、関西大学、関西福祉科学大学、近畿大学、四条畷学園大学、摂南大学、関西女子短期大学
■兵庫県
神戸大学、兵庫教育大学、神戸市外国語大学、兵庫県立大学、芦屋大学、大手前大学、関西学院大学、神戸情報大学院大学、神戸親和女子大学、兵庫大学、武庫川女子大学、大手前短期大学、兵庫大学短期大学部、武庫川女子大学短期大学部
■奈良県
奈良教育大学、奈良女子大学、奈良先端科学技術大学院大学、帝塚山大学、天理大学
■和歌山県
和歌山県立医科大学
■広島県
福山大学

参加自治体・行政

■滋賀県
滋賀県
■京都府
京都府、京都市
■大阪府
大阪府
■奈良県
奈良県
■和歌山県
和歌山県
フォーラムの様子 フォーラムの様子 フォーラムの様子 フォーラムの様子 フォーラムの様子 フォーラムの様子 フォーラム参加者

プログラム

■主催者挨拶
布村 幸彦(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 副事務総長)
■共催者挨拶
小木 裕文(立命館大学 副総長)
■「2020年大会概要について」
雜賀 真(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会CCO・総務局長)
■意見交換
  • ・コーディネーター
    真田 久(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 参与/筑波大学 教授)
  • ・アドバイザー
    和田 浩一(フェリス女学院大学 教授)
    江上いずみ(筑波大学 講師)
フォーラムの様子 フォーラムの様子 フォーラムの様子 フォーラムの様子 フォーラムの様子 フォーラムの様子 フォーラム参加者

主催者挨拶 布村副事務総長

本日のフォーラムは、7回目となります。関西は、2020年大会を契機に、スポーツを通じ、観光の面も含め、地域経済の活性につなげる良い機会にしたいと聞いております。そのような趣旨も大学の方々にご理解いただき、今日は、これまで以上に多くの方々にお集まりいただけたのだと感じております。現在、モナコでIOC総会が開かれ、アジェンダ2020と呼ばれる、今後のオリンピックのあり方を見直す議論をしています。課題がたくさん出ていますが、皆様からいろいろな知恵をいただいて、オールジャパンで大会を盛り上げていきたいと思っております。

共催者挨拶 小木副総長

「2020年東京オリンピック・パラリンピック開催まで、大学がこのように連携していくことは大変有意義であり、ぜひ実現していかなければならないと考えています。ともに頑張っていきましょう。」

フォーラム

各大学から提出いただいた「大学連携活動実施報告書及び計画書」をもとに、出席大学の中から一部をご紹介いただき、活動例をテーマに意見交換を行った。

(1) オリンピックの理解促進
  • 「健康・医療イノベーション学」大阪大学(大阪府)
    医学系研究科スポーツ医学教室教授が日本整形外科スポーツ医学会にて、スポーツドクターに対し「東京オリンピック・パラリンピックにむけてスポーツ医の役割」の教育研修講演を行い、オリンピック精神、パラリンピック理解促進を行った。
  • 「スポーツ社会学」大阪成蹊大学(大阪府)
    マネージメント学部スポーツビジネスコース「スポーツ社会学」の中で、6回の授業を実施。第1~2回において「オリンピックの歴史」の講義、第3~5回において「オリンピックに向けて学生ができること」をテーマにグループワーク、第6回目にて学生によるプレゼンテーションを行った。
  • 「健康・スポーツ科学Ⅱドーピング」兵庫大学(兵庫県)
    看護学科「健康・スポーツ科学Ⅱ」にて、DVD資料等をもとに、ドーピング検査についての講義を行った。また、健康システム学科「障害者スポーツ論」にて、大学近くのリハビリテーション施設へ行き、指導を受けながら、車いすバスケットの体験をした。
  • 「附属小学校を対象にオリンピック理解促進学習」奈良女子大学(奈良県)
    附属小学校にて、各教室でオリンピックの概要を説明し、ピンバッジを全児童へ配布した。その後、児童たちは、クラブ活動において、壁新聞を作成した。また附属幼稚園では、遊びの中で、金銀銅メダルを使い、オリンピックを知るとともに、目標設定ができるような保育を行っている。
  • プレゼンテーション大会「奈良でオリンピックを開催!」帝塚山大学(奈良県)
    スポーツマネジメントの授業の中で、「奈良でオリンピックを開催!」をテーマに、奈良県でオリンピックを開催するにはどうしたら良いかという視点で、学生によるプレゼンテーション大会を実施した。選手村の活用方法や交通の不便さの解決策、自然環境の保護について、多くの意見が発表された。
  • 「オリンピック」、「異文化コミュニュケーション」筑波大学(茨城県)
    「オリンピックの歴史と背景」、「嘉納治五郎の精神について」、「おもてなし学・グローバルマナー概論、異文化コミュニュケーションの実際」の3つのテーマにおいて、1・2年生を対象に一般教養の科目として講義を行っている。
  • 「スポーツと国際社会」フェリス女学院大学(神奈川県)
    国際交流学部「スポーツと国際社会」にて、"オリンピックから見える国際社会"をテーマに専門科目として講義を行っている。現代社会においてスポーツがいかに人々を結びつけ、そして、そこからどのような問題がうまれてきたのかを概説し、考察している。
(2) パラリンピックの理解促進
  • 「障がい者スポーツ大会ボランティア」びわこ成蹊スポーツ大学(滋賀県)
    地域の知的障がい者へプールの開放、指導を行っている。県内の障がい者競技大会へは、学生をボランティアとして派遣している。大学では、競技用の車いすを十数台所有しており、車いすバスケットの授業を展開している。高校生への車いすバスケットの体験授業も行っている。
  • 「人が支えあうということ~障がい者スポーツの経験から」追手門学院大学(大阪府)
    人権研修会「人が支えあうということ~障がい者スポーツの経験から~」にて、パラリンピアンの根木慎志氏を講師にむかえ、障害の受け入れと自己実現、他者に対する理解と支援、子どもや若者たちの育成、こういった面でのスポーツの果たす役割を、パラリンピックの映像紹介とともにご講演いただいた。学生や地域に講演会を開放し、全学的な取り組みとなった。
  • 「義足で目指したパラリンピック」武庫川女子大学(兵庫県)
    特別学期にて、学生・附属高校生・オープンカレッジ受講生を対象とした講座を実施した。事故で片足を失った教師が、義足でパラリンピックに挑戦していく過程を描いた記録映像を用いて、パラリンピックの歴史や種目を紹介するとともに、障がいへの理解を深めた。
(3) グローバル人材育成
  • 「海外6大学との交流」京都工芸繊維大学(京都府)
    他事業で関係のあったベトナム、タイ、マレーシア、韓国など海外6大学と連携した交流会「アジアデー」を実施した。それぞれの国や地域の文化を紹介するプレゼンテーションがあり、学生が講師となって折り紙の講習を行い、交流を深めた。
  • 「外国人観光案内」京都外国語大学(京都府)
    京都市と連携し、京都駅周辺の外国人観光客に対する通訳ボランティアを例年行っている。オリンピック・パラリンピック大会はまだ先であるが、多くの語学を学ぶ本学の特質を活かし、学生がもっとも活躍する場と考え、今後も展開していく。
(4) イベントの開催
  • 「オリンピックに関する図書(蔵書)展示」滋賀大学(滋賀県)
    経済学部の図書館にて、前回の東京オリンピック大会に関する図書(蔵書)を集め、展示を実施した。どのような盛り上がりがあり、感動があったかを感じ取れるように、専門書だけではなく、写真や新聞記事のコピーを展示した。前回大会を知らない学生へ当時の様子を伝えるとともに、当時を知る地域の方々には懐かしい思い出として振り返っていただいた。
  • 「ジュニアスポーツフェスティバル」立命館大学(京都府)
    草津市教育委員会、草津市体育協会と本学が協同し、学生が企画・運営する「ジュニアスポーツフェスティバル」を実施した。市内小学生を集め、日頃なかなか経験できないラクロス、アメリカンフットボール、アルティメット、ダブルダッチなどの競技体験や、チアリーダーによる応援指導などを行い、スポーツへの関心を高めた。
  • 「子どもフェスティバル」芦屋大学(兵庫県)
    「こどもフェスティバル2014」にて、バスケットボール体験とラグビー体験を企画し参加した。このほか、芦屋市を中心に5つの市と連携し、多くの地域スポーツイベントを行っている。学生が運営やボランティアに参加し、地域とスポーツの関わりを学習している。
(5) 地域連携
  • 「スポーツ、ここを見てほしい(堺市との連携)」関西大学(大阪府)
    堺市と共催で地域連携講座「スポーツ、ここを見てほしい」を実施した。見るスポーツとして、勝った、負けただけではなく、エクセレンス、フレンドシップ、リスペクトといったオリンピックの基本理念を中心に、スポーツの価値、見方を市民に伝えた。
(6) その他の意見
  • ・オリンピックだけでなく、パラリンピックにも目を向けなければいけないと思った。パラリンピック競技は、オリンピック競技に比べ、知名度が低いように感じている。学内で、もっと多くの学生が、パラリンピックについて触れることができる環境を作っていくべきだと思った。(立命館大学 学生)
  • ・競技について、広報活動や普及活動を行っていくためには、競技団体の組織力をあげていく必要があると思う。組織委員会としても、競技団体の運営に対する指導や支援についても考えてほしい。(立命館大学 学生)
  • ・特にパラリンピック競技は、小さな協会が多く、課題であると考えている。組織委員会だけでなく、スポーツ界全体で考えていかなければならない。(組織委員会)
  • ・ロンドン大会に向けて、関西5つの大学で、学生アスリートの教育について情報交換を行ってきた。今後は、2020大会に向けて、オリンピズム、オリンピックムーブメントに関わり、学生アスリートには、レガシーとなって、自分が"繋いでいく存在"である、という自覚を持ってほしいと思う。(龍谷大学 教員)
  • ・本学は、鍼灸学が前身にあり、現在は市民マラソン大会等で、鍼灸のスポーツケアの活動を行っている。選手の怪我や病気の医科学的なケアには、薬の成分上、ドーピングの危険もある。そのような場合の、針灸治療について、理解をお伺いしたい。(明治国際医療大学 学生)
  • ・来年度、医学的な観点からとりまとめる専門家を置き、計画・検討を行う予定である。(組織委員会)
アドバイザー 組織委員会 雜賀局長より

スポーツを非常に幅広い立場から捉えられていると感じました。また、地域との連携を、いろんな形で取り組まれているとともに、大学だけにとどまらない、多くの人を巻き込んだ形で行っている、と感じました。オリンピックには、文化プログラム、教育プログラム、というものもあります。大会の4年前、2016年から始まります。そちらについても、大学の皆さんに、いろんな形で参加いただければと思います。