オリンピック休戦

2800年程前の古代オリンピックでは、競技者や観客が安全に各地から開催地のオリンピアまで辿り着き、競技の後も、無事に帰路に就くことができるようにと、その期間は戦争を休止していました。
この故事にならい、1992年に国際オリンピック委員会(IOC)はアスリートやスポーツの価値を守り、世界中の戦争をより平和的かつ民主的な解決に向かう道を目指して「オリンピック休戦」を提唱、1994年のリレハンメル大会からこの取り組みは始まりました。

平昌2018大会に設置された休戦ムラール
リオ2016大会における聖火点灯セレモニーの際の白鳩の演出

東京2020大会における「オリンピック休戦とは」?

東京2020大会でも、このオリンピック休戦(Olympic Truce)の概念そのものの認知拡大や促進を通して、「平和の祭典」としてのオリンピックの価値が拡大していくことを目指します。
また、海外に対しては、平和の祭典であるオリンピックの意義を伝え、スポーツを通じて融和、平和の重要さを伝えていきます。

今後の活動予定

東京2020組織委員会として、各種機関と連携・協力しながら日本国内および海外に向けて「オリンピック休戦」を広めていきたいと考えています。

国連総会オリンピック休戦決議の採択

国際オリンピック委員会(IOC)や外務省と協力し、2019年秋の国連総会で2020年オリンピック・パラリンピック大会開催期間中のオリンピック休戦の遵守を各国連加盟国に呼びかけ、国連決議を採択します。また、その際にオリンピック休戦に関する啓発キャンペーンを展開します。

「オリンピック休戦」の概念を広める活動

東京2020組織委員会にて実施される各種イベントやプログラムを通じて、オリンピック休戦を広める活動を行います。活動の一環として、大会期間中には「休戦ムラール(壁)の設置」や「オリンピック開会式での演出」が予定されています。

「休戦ムラールの設置」
オリンピックに参加するアスリートにもオリンピック休戦への賛同を呼びかけるべく、選手村内にムラールを設置し、アスリートが平和への祈りをこめてサインできるようにします。

「オリンピック開会式での演出」
過去大会の開会式では、平和のメッセージを示すために平和の象徴である白い鳩をモチーフにした演出を行っています。

2004アテネ大会の休戦ムラールに署名をしているソフィアスペイン王妃 2016リオ大会の開会式セレモニーでの白鳩の演出

活動中の「オリンピック休戦」の紹介

日本ユニセフ協会とユニセフ(国連児童基金)の協力を得て推進する活動です。
平和を祈り、その象徴である折り鶴を作成することを通じて「オリンピック休戦」への理解を深める活動です。

関連ニュース

2018年4月6日 オリンピック休戦への取り組みをキックオフ