スペース・キッカー/Space Kicker

大竹 伸朗

(画家)

宇宙空間を光速で飛び交う色とりどりの天体ボール群・・・キラめく極彩色と神々との一期一会の戯れ・・・地上を遥か離れてそんなオリンピック光景を妄想していた。
唐突にピンク色の人形が現れた。
マバタキもせず飽きもせず淡々と真っ赤な球体を蹴り上げている。
そいつは「遊びの神」なのか?
1964 年東京オリンピック時に通っていた小学校で「切り絵」を習ったことを思い出した。頭に浮かぶ妄想宇宙を「切り絵」で表現してみようと思った。
アトリエに散らばる色紙や印刷物、描きかけの絵を適当に切り抜いて宙に放り投げた・・・ハラハラと色の欠片が落ちた先にザックリと「スペース・キッカー」が現れた。

東京2020公式アートポスター