甲州織をメイド・イン・ジャパンの代表に 山梨県ピックアップ聖火ランナー 天野緑さん

Yamanashi

天野緑さん

天野さんは「甲州織の街」都留市のことを日本中、世界中の人に知ってもらいたい気持ちでいっぱいだ、と意気込みます。明治から昭和にかけて隆盛を誇った甲斐絹(かいき)は現在衰退の一途をたどっているため、天野さんはなんとかしたいという一心で、地元で織物に携わる人々とともに甲州織を紡いでいます。

傘や小物をつくり伝統工芸として残すことで、織物を学びたいと思う次世代に引き継ぎたい。そしてメイド・イン・ジャパンの代表として押し出していきたいと考えています。マラソンを始めて7年、「都留市のためなにかできないかとずっと考えていました」とのこと。聖火ランナーを通じ、「甲州織の街」を笑顔でアピールします。

※聖火ランナー応募時(2019年夏頃)にご提出いただいた志望理由をもとに構成しております

甲州織の魅力について教えてください。

甲州織は富士山の湧水を使い、糸に色を染めてから織ることで得られる深みのある色彩が特徴です。中でも我が家で生産している「ほぐし織」の技法は、織る前の糸を並べ絵柄を付けて織ることで水彩画のようなやさしい色合いの生地はが生まれます。

甲州織を紡ぐ際に大変なことはありますか?

糸に色を付ける染料の調合をしています。糸の色は季節や天候によって変わり、熱をかけて定着させた後や織った後でも変化してしまうので、必要とする色を実現するのには何度も試行錯誤を繰り返さなくてはなりません。また傘のデザインも時代に合わせていかなければなりませんが、古い物の良さも伝えて行こうと思います。

甲州織をメイド・イン・ジャパンの代表にするため、どんなことに取り組まれていますか?

甲州織の中でもほぐし織の傘を作る技は世界でも山梨だけしか残っていません。工程のほとんどが職人の手仕事です。これを絶やさずに次世代に伝えるため傘作りを職人から学び製作しております。地元の学生と商品開発や高校生の捺染教室なども行ってきました。

都留市のいいところを教えてください。

江戸時代には富士山巡礼の通り道となっており街のいたるところで富士山を見ることができます。街の中心部からも山がすぐそばにあり四季の移り変わりを生活の中で感じることができます。美味しい水も魅力的です。

聖火ランナーとしての意気込みを一言お願いします。

今よりも高いところを目指そう。