聖火ランナー
聖火ランナー
「野迫川村を知ってもらう大きなチャンス」 奈良県ピックアップ聖火ランナー 井上弘清さん
井上弘清さん
井上さんが住んでいる野迫川村(のせがわむら)村は、人口が300人にも満たない小さな村で、過疎化が進んでいます。
村の方々は、野迫川村という故郷をもっと活気にある村にしようと村おこしなど、様々なことに取り組んでいます。
井上さんは小学生の時に、野迫川村を知ってもらうきっかけにしたいと奈良県が募集している「1日子ども知事」に応募し、野迫川村の良さを多くの人たちに知ってもらえるようにアピールしてきました。
そして、今回東京2020オリンピック聖火ランナーの募集を知り、これは野迫川村を知ってもらう大きなチャンスだと思い、応募されたそうです。
井上さんは聖火ランナーとして、日本だけでなく海外の方にも野迫川村を知ってもらい、この村の良さをアピールします。
※聖火ランナー応募時(2019年夏頃)にご提出いただいた志望理由をもとに構成したものです
他にはない野迫川村の魅力を教えてください。
野迫川村は過疎化の影響により、人口がかなり少ないです。しかし、人口が少ないため、地域の人々とのふれあいが多く、まるで村全体が一つの家族のようです。私もこの野迫川村で暮らしていく中で、その温かさを実感しました。
「1日子ども知事」としてPRしたこととはどのようなことですか?
私が「1日子ども知事」になる1年前に、野迫川村は台風の影響で、甚大な被害を受けました。しかし、そこから村全体が一丸となって助け合いながら、復興していきました。私は「1日子ども知事」として、その時感じた村の人たちとの深い絆をPRしました。
高校を卒業してから行いたい活動や将来の夢を教えてください。
私は高校卒業後、大学へ進学し、また留学などもしたいと思っています。そして、そこで出会った新しい友人に自分の故郷の素晴らしさを伝えたいと思っています。また、SNSで今までよりも野迫川村の魅力を伝えていきたいです。
聖火ランナーに決定した時はどのようなお気持ちでしたか?
まず最初に感じたのは、驚きでした。そして時間が経つにつれ、自分がランナーに選ばれたという現実を徐々に受けとめられるようになり、言葉にできない程の喜びを感じると共に、その時から走る時のことを考えると、緊張するようになりました。
聖火ランナーとして伝えたいこと、意気込みを教えてください。
この聖火リレーを通して、野迫川村の存在を世界中の人たちに知ってもらいたいです。