糸満から世界中に平和をアピール 沖縄県ピックアップ聖火ランナー 上原恋芽さん

上原恋芽さん
上原恋芽さん

上原恋芽さんは「沖縄戦終焉の地」である糸満市の平和ガイド育成事業に参加し、4年目になります。

活動では沖縄戦について体験者からお話を聞いたり、戦跡を歩いたり、自作の資料で県外から訪れた生徒らにガイドをしたりしています。

戦後75年を迎えて戦争体験者は高齢となり、次世代へ平和の大切さ、戦争の愚かさを伝えるのが困難になっています。

上原さんは、2015年に国連サミットで採択された国際目標、SDGsの16番目「平和と公正をすべての人に」にあるように、平和の大切さについて語り継いでいきたいと思っています。

平和の祭典であるオリンピックに何か関われないかと思っていたところ、日本中を巡る聖火ランナーの募集に出会いました。糸満市では平和祈念公園がゴールだと知り、聖火と公園内の「平和の火」が重なってランナーに応募したそうです。

世界中に沖縄の糸満から平和をアピールしたいと願っています。

※聖火ランナー応募時(2019年夏頃)にご提出いただいた志望理由をもとに構成しております

平和ガイドに参加した理由を教えてください。

小学校の校長先生に「平和ガイドをやってみないか」と勧められたのがきっかけです。平和や沖縄戦について授業で習ってはいましたが、深く考えてはいませんでした。私の暮らす糸満市で70年前に何が起こったのか? 率直に知りたいと思い、参加を決めました。

参加して変わったことはありますか?

初めは戦跡をガイドすることとその下調べで精一杯でした。活動を続ける中で、ご自分の戦争体験を語ってくれるおじぃ、おばぁに出会いました。沖縄戦の激戦地に今住んでいる私が、同世代、次世代に伝えないと!と思うようになりました。

どんなことを語り継いでいきたいと考えていますか?

「戦争は二度としてはいけない」「命を大切にしてほしい」というおじぃ、おばぁの心からの思いを「語り継ぎべ」として伝えていきたい。戦後75年を「戦前」にしないために何ができるのか…みんなで考えていきたいです。

糸満市、沖縄の良いところはどんなところですか?

青い海、白い砂浜、自然豊かなところ。糸満市はハーレーや十五夜など旧暦行事が盛んで、子どもからお年寄りまで一緒に楽しんでいます。毎月のお供えやお墓の掃除など、祖先や門中(むんちゅー)を大切にしています。

聖火リレーへの意気込みをお願いします。

命の尊さを伝えている人たちから受け継いだ「平和の火」をオリンピックの「聖火」につなげられるように頑張って走ります! 皆さんの応援を胸に、沖縄の糸満から平和と命の大切さについて世界へアピールしたいです。