「短命県」返上へ、情熱見せる 青森県ピックアップ聖火ランナー 村下公一さん

村下公一さん
村下公一さん

村下公一さん

村下公一さんは、弘前大学で政府COI(イノベーション創出プログラム)プロジェクトの一翼を担っています。村下さんの住む青森県は残念ながらもっとも平均寿命が短い県ですが、この大きな社会課題の解決に向けて、長年、弘前市岩木地区を対象に、大規模な住民健診「岩木健康増進プロジェクト」に取り組んできました。

ここで蓄積した世界で無二の超多項目(2000)健康ビッグデータを基盤に、AIを活用して疾患発症予測モデルを開発したり、多くの企業と連携した新たなヘルスケア関連商品やサービス等を開発したりといった社会実装にも取り組んでいます。弘前の地では、産学官民のすべてが集結する健康イノベーション・プラットフォームが形成されつつあるそうです。

将来的に、この成果を集約した新健診モデルで新たな産業創出と世界の健康づくりへの貢献をめざしています。青森県から始まった壮大な「寿命革命」プロジェクトを、ぜひ多くの人に知ってもらう機会にしたいと願っています。

※聖火ランナー応募時(2019年夏頃)にご提出いただいた志望理由をもとに構成したものです

岩木健康増進プロジェクトを行う上で苦労したことは何ですか?

この健診は総勢約300名もの医療スタッフ等がチーム一体で実施します。長い方で10時間も要し、住民の方にも多くのご負担もおかけします。住民の皆さんにもご満足いただき、健康づくりにも貢献できるよう、常に信頼関係の構築に努めています。

このプロジェクトを行うにあたり、地域住民の反応はいかがでしたか?

住民の皆さんには、ご自身の健康データをわかりやすくフィードバックし、健康指導も行っており、大変ご満足いただいていると思います。教育活動の一環で医学部生らも参加しており、特に高齢の方は学生との交流を毎年楽しみにしています。

このプロジェクトを通じて、どのような青森県にしたいですか?

寿命を延伸し、まずは最短命県から脱却することが重要ですが、これだけにとどまらず、プロジェクトには多くの企業も参加しており、ここから新たな健康産業を創出し、地域経済活性化、地方創生にまで結びつけていきたいと思います。

青森県の良いところを教えてください。

青森県は三方を海に囲まれ、三内丸山遺跡や白神山地、ねぶた祭と、実に自然、歴史、文化の豊かなところです。また、日本一の桜で有名な弘前公園もあります。そのすぐ側にある弘前大学医学部では健康分野での最先端研究も進められています。

地元の皆さんに向けて、聖火ランナーとしての意気込みを一言お願いします。

今回、私が聖火ランナーとして駆け抜ける姿を通じて、このプロジェクトにかける熱い思いを共有いただき、県民の皆さんと一緒に、短命県返上に向けた取り組み、機運をさらに盛り上げるきっかけにできればと願っております。がんばります!