聖火リレーとは、ギリシャ・オリンピアの太陽光で採火された炎を、ギリシャ国内と開催国内でリレーによって開会式までつなげるものです。 オリンピックのシンボルである聖火を掲げることにより、平和・団結・友愛といったオリンピックの理想を体現し、開催国全体にオリンピックを広め、きたるオリンピックへの関心と期待を呼び起こす役目を持っています。
2021年3月25日、新しい聖火リレーがスタートします。
東京2020オリンピック聖火リレーは、2021年3月25日(木)に福島県のナショナルトレーニングセンターJヴィレッジでグランドスタートを実施し、東日本大震災から10年目となる節目の年に行われる聖火リレーとして、復興の歩みを進める被災地をはじめとする全国各地を隅々まで巡り、日本全国の人々に希望と勇気を与えていきます。
東京2020大会は、全ての大会関係者とパートナーと一体となって、簡素な大会を実現するものとしており、東京2020オリンピック聖火リレーにおいても、簡素化・効率化を図ってまいります。
近代オリンピックでは、パリ1924大会まで聖火はありませんでした。
アムステルダム1928大会の際、スタジアムの外に塔を設置し、そこに火を灯し続けるという案が採用されたことが契機となり、現在のような聖火が誕生しました。
聖火は大会の数ヶ月前に古代オリンピックの聖地であるオリンピアの遺跡であるヘラ神殿前で採火されます。その後、多くの人によって開催地まで運ばれ、開会式当日に、最終ランナーによってメインスタジアムの聖火台に点火され、大会が終わるまで灯し続けられます。
東京2020オリンピック聖火リレーコンセプト
東京2020聖火リレーのコンセプトは、Hope Lights Our Way (英語) / 希望の道を、つなごう。(日本語)です。
支えあい、認めあい、高めあう心でつなぐ聖火の光が、新しい時代の日の出となり、人々に希望の道を照らしだします。
※映像内の聖火リレー実施日程は、延期前の日程です。延期後は、1日ずつ前倒し(曜日は同一)となります。
日本全国の多くの方々が聖火リレーをご覧いただけるルート
東京2020オリンピック聖火リレーは、2021年3月25日福島県・ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジでスタートした後、日本全国47都道府県で実施されます。オリンピックの象徴である聖火は、121日間をかけて日本全国を巡ります。
聖火リレー実施市区町村と、そこから車・電車などの交通手段で1時間以内で移動できる距離の人口は、日本の人口の約98%。日本全国多くの方々が沿道に応援に行くことができるルートです。
日本各地の魅力あふれる場所を訪れるルート
世界遺産や名所・旧跡・地域の人に愛されている場所など、各地域の魅力あふれる場所で聖火リレーを実施します。121日間の聖火リレーを通じて、日本各地の魅力を国内外に発信していきます。
全国をつなぐ聖火ランナー
東京2020オリンピック聖火リレーでは、47都道府県ごとに選出された幅広い立場やバックグラウンドを持った聖火ランナーたちが、それぞれの思いを胸に聖火をつなぎます。東京2020オリンピック聖火リレーの主役である聖火ランナーたちの、聖火リレーにかける想いをご紹介します。
よくあるご質問
動画で知るオリンピック聖火リレー
オリンピック聖火リレーは、どのようにして始まったのか。東京2020大会まで続くオリンピック聖火の歴史と意義について、過去の映像を交えながら紹介します。