バスケットボール

RIO DE JANEIRO, BRAZIL - AUGUST 12:  Bogdan Bogdanovic #7 of Serbia goes up for a shot against Demarcus Cousins #12 of United States in the Men's Preliminary Round Group A match on Day 7 of the Rio 2016 Olympic Games at Carioca Arena 1 on August 12, 2016 in Rio de Janeiro, Brazil.  (Photo by Tom Pennington/Getty Images)
RIO DE JANEIRO, BRAZIL - AUGUST 12: Bogdan Bogdanovic #7 of Serbia goes up for a shot against Demarcus Cousins #12 of United States in the Men's Preliminary Round Group A match on Day 7 of the Rio 2016 Olympic Games at Carioca Arena 1 on August 12, 2016 in Rio de Janeiro, Brazil. (Photo by Tom Pennington/Getty Images)

全員攻撃、全員守備。攻守の切り替えが早い、スリリングな試合展開

競技紹介アニメーション「One Minute, One Sport」

バスケットボールのルールや見どころを1分間の手書きアニメーション動画でご紹介します。バスケットボールに詳しい人も、そうでない人も、まずは動画をチェック!

競技概要

1チーム5人ずつの選手が、28メートル×15メートルのコート内でパスやドリブルを使ってボールをつなぎ、高さ3メートル5センチ、直径45センチのリングにボールを投げ込む競技。ポイントは3ポイントライン外側からのショットは3点で、その内側なら2点。反則などで与えられるフリースローは1点。スピーディーな攻防の中での、リングにボールをたたき込む豪快なダンクシュートや、神業的に正確な3ポイントシュートは大きな見せ場だ。10分間4ピリオドの試合時間内に得点を奪い合うゲームは攻守の切り替えも早く、スリリングな展開が見られる。

この競技は1891年に、アメリカ・マサチューセッツ州の国際YMCAトレーニングスクールに在籍していたジェームズ・ネイスミス博士が考案したもので、1892年に「バスケットボール」と名称が定まった。現在では国際競技連盟(FIBA)加盟国は213カ国にのぼり、競技人口は4億5千万人と言われている。

オリンピックではセントルイス1904大会でデモンストレーション競技として行われ、男子はベルリン1936大会から、女子はモントリオール1976大会から正式種目になっている。

アマチュア規定撤廃後のバルセロナ1992大会では、NBAのスター選手たちを集めたアメリカの「ドリームチーム」が圧倒的な強さで金メダルを獲得。それ以降もNBAトップ選手が各国代表として出場し、そのハイレベルなプレーへの注目度も高まっている。

東京2020大会では、男女12カ国が出場。2組に分かれて予選ラウンドを戦った後、8カ国が進出する準々決勝からのトーナメントで優勝を決める。

種目

  • バスケットボール(男子/女子)

競技の魅力、見どころを紹介

エンターテインメントとの融合。戦い方のスタイルが違うのも見どころの1つに

5人対5人の戦いで、全員攻撃、全員守備が重要になっているバスケットボール。限られたコート内で平均身長2メートルほどの選手たちが繰り広げる攻防は攻守の切り替えも速く、相手を出し抜くプレーやボールカットなど、相手のディフェンスをかいくぐってゴールを目指す。その目まぐるしい動きの中では接触プレーが多く、ボール扱いも含めた細かい反則が定められている。

さらにプロスポーツとしても発展してきた今では、エンターテインメントとも融合し、観ている観客を一瞬たりとも飽きさせない演出にもなっているが、何と言っても観客を魅了するのは、大きな選手たちがスピーディーな動きでコート上を動き回るダイナミックさと、瞬時に攻守が入れ替わる息をつかせない展開だ。それを促進するためにルールは徐々に整備され、現在では攻撃側はボールを持ってから24秒以内にショットを打たなければならず、ゴール下の制限区域にはオフェンス側の選手は3秒以上いてはいけない。得点を決められた後の攻撃では10秒以内に相手側のコートに入らなければいけないなどのタイム制限もあり、よりスピーディーで多くの得点を奪い合うスリリングな試合を見ることができる。

攻撃側で注目すると面白いポジションは、司令塔でもあるポイントガードだ。広い視野で状況を見て、攻守の切り替えやアシストでゲームメイクをする。また試合のスタイルについても、個人の運動能力の高さを発揮するアメリカと、組織プレーで戦術的に戦うヨーロッパ勢と、それぞれの戦い方に違いがあり、見どころの1つとなっている。

さらに最近では各選手のショット力が上がり、3ポイントシュートの成功率が高くなっている。ゴール下にポジションを取ることが多いセンターの長身選手でさえも、見事な3ポイントシュートを決めるようになっており、どのポジションの選手にも多彩な能力が求められている。

女子は男子のように身体能力の優れたエースがチームを引っ張るというより、組織プレーで戦う傾向が強い。パスの数や、シュートを打つためにマークを外す動きが男子よりも多い。その点では比較的小柄なアジア勢にもチャンスがあり、日本が世界のトップクラスにいられる理由にもなっている。

©Jon Lopez 2016

2020に向けた展望

男女共にアメリカが頭一つ抜け出す状態。対抗馬は!?

バルセロナ1992大会で「ドリームチーム」がその強さを見せつけたアメリカが、男女共にアトランタ1996大会以降も強さを誇る。アテネ2004大会の男子銅メダル以外は、女子を含めて金メダルを独占中と、頭一つ抜け出している状態だ。

アメリカの男子で特に注目すべきは、ガードのステフィン・カリー。東京2020大会時には32歳になっているカリーは身長191センチながら、史上最高のシューターと評価される選手だ。

アメリカに続くメダル争いは、NBA選手が多いオーストラリア、ワールドカップ優勝のスペインや2位のアルゼンチン、3位のフランスあたりか。

女子はオリンピック7連覇を狙うアメリカが、4大会連続で出場しているベテランのダイアナ・トーラジやスー・バードらを軸として、安定した強さを誇っている。それに続くのは長身選手がそろっているオーストラリア、技術が高くてタフな選手が多いスペインになりそうだ。

<日本>

男子はモントリオール1976大会を最後にオリンピックから遠ざかっていたが、2016年にBリーグ(ジャパン・プロフェッショナル・バスケットリーグ)が開幕したことで、バスケットボールが盛り上がってきており、八村塁ら若手選手のNBA入りで注目度が高くなっている。そのチームの中心になるのが八村で、物怖じしない精神力の強さや身体能力の高さ、NBAでも評価されるジャンプショットの技術力でチームを引っ張る。

前回のリオデジャネイロ2016大会でベスト8に進出した女子は、アジアカップを4連覇するなどアジアでは絶対的な地位を築いている。エース渡嘉敷来夢の成熟や、一度引退を表明したポイントガードの吉田亜沙美が復帰したという好材料もある。モントリオール1976大会の5位の上回る、メダル獲得という結果もできそうだ。

トリビア

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