6年目を迎えた大学連携、初の「出張講座プログラムonline」開催!

2017年に大阪経済大学にて実施された、出張講座プログラムの参加学生
2017年に大阪経済大学にて実施された、出張講座プログラムの参加学生

学生の皆さんと連携し、東京2020大会成功へ

大学連携事業は、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)と全国の大学・短期大学が連携し、学生の皆さんの活躍を支えに東京2020大会を成功へと導くための取り組みです。6年目を迎えた現在、810校の大学・短期大学と連携し、オリンピック・パラリンピック教育の広がりに繋がる講座の開講や、学生によるイベントを開催するなど様々な活動を行っています。

その活動の一つとして、連携大学の学生に向けた「出張講座プログラム」があります。オリンピック・パラリンピックの歴史や理念、東京2020大会の計画や準備などについて、東京2020組織委員会スタッフや、特定非営利活動法人日本オリンピックアカデミー(JOA)会員が講義を行うもので、これまでに164回実施し、約22,000人の学生が受講しました。

165回目となる今回は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため多くの大学でも対面授業が行われていない状況を踏まえ、2020年6月23日(火)に「出張講座プログラムonline」として、初めてオンラインで実施しました

学生の皆さんは、それぞれ自宅からオンラインにて参加
学生の皆さんは、それぞれ自宅からオンラインにて参加

テーマは「東京2020大会とパラリンピック」

「出張講座プログラムonline」に参加したのは、大阪経済大学人間科学部で相原正道教授が受け持つ「スポーツの理論」を受講している学生146人。東京2020組織委員会でパラリンピックの運営を担当している犬島朋子さんが「東京2020大会とパラリンピック」と題し、オンラインで講義を行いました。犬島さん自身も障がいがあり、同じ立場から大会を支えています。

講義では、パラリンピックの歴史や競技を紹介。ハイライト動画や写真を用いてリオデジャネイロ2016パラリンピックを振り返り、東京2020大会の会場が、障がいのある方にとって使用しやすいように、どのような工夫がされているかなど、共生社会についても取り上げました。

初めてのオンライン講義でしたが、参加型のクイズを取り入れるなどしてお互いに交流。クイズの正解率は高く、出題した犬島さんもパラリンピック競技への理解度の高さに驚いていました。

実際に出題されたクイズ、参加者はそれぞれのスマートフォンから回答
実際に出題されたクイズ、参加者はそれぞれのスマートフォンから回答

「パラリンピックを身近に感じることができた」

参加した経済学部1 年の鈴村直人さんは、「今までオリンピックをテレビで見たことはありましたが、パラリンピックは見たことがなかったので身近に感じることができてよかったです。1番びっくりしたのはオリンピックよりも種目数が多いこと。障がいのレベルによって細かく分けられていて、幅が広いなと思いました」と印象に残ったことを挙げてくれました。また犬島さんが「日本の社会はまだまだ障がいのある方にとって生きづらい」と語ったことに触れ、「(共生社会の実現に向けて)困っている方を見かけたらもっと自分自身が積極的に行動していきたいです」と、直接話を聞いたことで意識が変わったと話していました。

大阪経済大学では2017年に講師が出張し講義が行われた
大阪経済大学では2017年に講師が出張し講義が行われた

「車いすの方も観戦しやすい環境が整ってほしい」

また、車いすテニス国枝慎吾選手のファンだという情報社会学部1年の森涼渡さんは、「テニスをしているので同じプレーヤーとして、得点した時の声やショットに憧れていて、過去の試合の動画なども見ていますが、やはり生で観戦したいです。しかし、車いすの方が試合を見る環境がまだ整っていないというお話を聞いて、パラリンピックを通じて多くの会場がそういった車いすの方が試合を見に行けるような環境に変わればいいな」と感じたそうです。さらに東京2020パラリンピックへは、「様々な競技の方が、いろいろな困難を乗り越えて戦う姿、そして国枝選手が目標としている金メダルを取る姿が見られることを楽しみにしています」と期待を膨らませていました。

大学連携事業では、今後も全国の各大学・短期大学との連携を続け、従来の対面授業を実施できる時を楽しみにしながら、オンラインという新しい形でも、学生の皆さんの活躍をサポートしていきます。