パラリンピック開幕まであと半年! 記念イベントを実施

高田選手、大森さんと集合写真に納まる児童ら
高田選手、大森さんと集合写真に納まる児童ら

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、東京2020パラリンピックの開幕まであと半年となった2020年2月25日(火)、江東区の有明西学園で記念イベントを開催し、パラアスリートによる体験授業や人文字撮影を行いました。

パラ陸上競技の高田選手らが参加

記念イベントに参加したのは、パラ陸上競技・女子走幅跳T11クラス(視覚障がいの部門)の高田千明選手と、高田選手をコーラーとして支える大森盛一さん、東京2020パラリンピックマスコットのソメイティ、そして有明西学園の3年生児童109人です。

有明西学園は、東京都教育委員会から「パラリンピック競技応援校」に指定されており、児童・生徒に対してパラリンピック競技の観戦や、競技体験といった障がい者スポーツの学習を積極的に行い、パラリンピックへの理解を深めてきました。また同校が東京2020パラリンピックでボッチャが行われる有明体操競技場から近いこともあり、児童らがいつでもボッチャを楽しめる常設コートを備えるなど「ボッチャ応援校」としても知られています。

この日は校庭で、出席者全員による人文字づくりにチャレンジ。「パラリンピックまであと半年」の掛け声とともに、6か月前を意味する数字の「6」を作りました。

特別授業を行う高田選手と大森さん
特別授業を行う高田選手と大森さん

パラリンピックの魅力を知って

続いて体育館では、パラリンピックの魅力をさらに知ってもらおうと、高田選手と大森さんが特別授業を行いました。

パラリンピックの陸上競技では、視覚に障がいのある選手をサポートするため、選手とひもを握り合い、声をかけたりして選手を誘導する「ガイドランナー」(伴走者)や、選手に踏み切りの位置や投げる方向を教える「コーラー」という補助役が存在します。目に重い障がいのある走幅跳の高田選手の場合は、大森さんがコーラーを務め、踏み切りエリア付近から選手の「目」となり、声や手拍子を使って、選手に踏み切る位置を教える役割を担っています。

この日の授業では、児童が二人一組となり、片方がアイマスクをして、もう片方がガイドランナーを務めるという体験授業が行われました。

児童らは授業を通じ、視覚に障がいのある選手にとって、いかにガイドランナーやコーラーが重要なのか。また正確な情報をつかむためには、日々のコーラーとの練習でお互いのリズム、コンビネーションを磨くことが欠かせないということを学びました。

アイマスクをして競技を体験する児童ら
アイマスクをして競技を体験する児童ら

児童「何事にも挑戦が大事だとわかった」

体験授業を受けた児童からは、「(アイマスクをしたら)何も見えなかったので動きたくないという状況でした。高田選手は助けをもらいながらも、走り続けていたのですごいと思いました。何事にも挑戦するということが大事だとわかりました」といった声や、「目が見えないだけでごく普通の生活も一変してしまうので、目が見えない人や障がい者の方には優しく声をかけてサポートしていきたいと思いました」といった感想が聞かれました。

高田選手と大森さんの話を聞く児童ら
高田選手と大森さんの話を聞く児童ら

高田選手、本番へ「やるべきことをしっかり」

一方の高田選手は「障がいは常に個性だと思っている。もちろんパラリンピックについてこういうルールだということは、覚えて帰ってもらいたいし、応援してほしいと思いますが、パラリンピックの後にも続くように、障がいをもっている人を特別と思わず、自分たちと変わらないというところを知ってもらえたら嬉しいなと思いながら授業をしました」と笑顔で語りかけました。

そして、半年後に迫ったパラリンピックに対しては、「去年の世界大会では4位に入賞でき、その大会の中でメダル圏に入れるなと手応えがあって帰ってきた大会でした。ここから先もコーチを信じて、やるべきことをしっかりやって、東京2020パラリンピックでは表彰台の1番上に乗って金メダルを獲得できるよう頑張っていきたいと思います」と力強く述べました。

大森さんは「高田選手にすべてを託して、僕の想いのすべてをのせて練習をしています。教えているだけではなく、かなり近いところで競技を見て、そして本番で金メダル獲れるように精一杯サポートしたいなと思います」と話しました。

児童に手を振る高田選手ら
児童に手を振る高田選手ら

東京2020パラリンピックは、世界各国からトップアスリートが集まり、22競技539種目が21会場で実施され、史上最多4,400人の選手による白熱した戦いが12日間にわたり繰り広げられます。

公式チケット販売は3月2日まで、第二次抽選販売の購入手続き期間となっており、3月13日からははがきによる先行窓口販売の整理券の抽選申し込みも始まります。

詳しくは、こちらを参照ください。