プロジェクトの概要について
全国の木材で一つの建物を作ることで、オールジャパンの大会参画を実現し、各地の木材を建物の様々な箇所に使うことで多様性と調和を表現します。 また、国産木材の使用は林業の再生など、持続可能な森林の保全に寄与するとともに、各地域において大会参画の証が残されるようにレガシーとして活用していただくことで環境負荷を低減し、持続可能性の実現を目指します。
プロジェクトの流れ
- プロジェクトに参加いただける自治体から、木材をお借りします。
- 組織委員会は、その木材を使用して選手村ビレッジプラザを建築します。大会後には選手村ビレッジプラザを解体し、地方自治体に木材をお返しします。
- 大会後に解体された木材を各自治体の公共施設などでレガシーとして活用していただきます。
木材提供者公募について
東京2020組織委員会では、オールジャパンで大会を盛り上げるとともに、環境に配慮した持続可能な大会を実現するために、国産木材を使用して選手村ビレッジプラザを建築し、大会で使われた木材をレガシーとして各地で活用するプロジェクト「日本の木材活用リレー ~みんなで作る選手村ビレッジプラザ~」を立ち上げ、プロジェクトに木材をご提供いただける地方自治体を募集しました。
木材活用リレーについては、多くの自治体より、地元の木材をオリンピック・パラリンピックに活用してはどうかという、ありがたいご提案をいただいたことから、組織委員会も前向きに検討を進めてきました。
このプロジェクトでは、全国の自治体から無償で借り受けた木材を使用してビレッジプラザを建設し、大会後に解体された木材を各自治体の公共施設などでレガシーとして活用していただきます。
各地域の木材を建物の様々な箇所に使用することで、多様性と調和を表現するとともに、環境負荷を低減し、持続可能性の実現を目指します。
公募結果
北海道から九州地方まで63自治体を事業協力者として決定いたしました。
ご協力ありがとうございました。
木材提供に協力いただく自治体の提供木材と東京2020大会へのエールをご紹介します。
東京2020大会で非常に重要なテーマの一つであるサステナビリティ。リレー走者がつなぐバトンをイメージして名付けられた「BATON」とは、地方とオリンピックをつなげ、国産の木材で選手村を建てるというプロジェクトです。選手村ビレッジプラザは仮設の建物であり、大会終了後、使用した木材は全て再利用されることになっています。
東京2020大会選手村ビレッジプラザについて
選手村ビレッジプラザは、メディアをとおして多くの人の目にふれる選手村の代表的な施設です。また、大会期間中の選手の生活を支える施設であり、チーム歓迎式典、花屋・雑貨店等の店舗、カフェ、メディアセンター等が配置され、認証を受けたオリンピック・パラリンピックファミリーや、メディア関係者、居住者の関係者が訪れる施設です。
今大会では、選手村地区内の東側に配置し、後利用のしやすさを考慮した木造の仮設建築物として計画しています。
木材の提供者を決定するスケジュール
- 2017年7月25日(火) 公募要項発表
- 2017年8月4日(金)~10日(木)質問受付期間
- 2017年9月11日(月)~15日(金)応募受付期間
- 2017年9月20日(水)協力自治体の内々定
- 2017年10月18日(水) 協力自治体の決定
- 2017年11月24日(金) 協力自治体の公表イベント
問合せ先
東京都中央区晴海一丁目8番12号
晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーZ6階
公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
会場整備局 技術管理部 サステナビリティ調達・後利用課 サステナビリティ調達・後利用チーム
電話 03-6631-1984(代表)