コンセプト:「つなげよう、スポーツの力で未来に」
スポーツには、「夢」、「希望」、「絆」を生み出す力があります。
2011年に発生した東日本大震災からの復興の過程においても、スポーツが子供たちを笑顔にする一助となってきました。
東京2020組織委員会は、世界最大のスポーツイベントであるオリンピック・パラリンピックを通じて、被災地の方々に寄り添いながら被災地の魅力をともに世界に向けて発信し、また、スポーツが人々に与える勇気や力をレガシーとして被災地に残し、未来につなげることを目指します。
また、東京2020大会が復興の後押しとなるよう、関係機関と連携して取組を進めながら、スポーツの力で被災地の方々の「心の復興」にも貢献できるようにアクションを展開します。
インタビュー:被災地から東京2020大会を盛り上げる人たち
被災地の方や、被災地にゆかりのある方々にインタビューを行い、スポーツが被災地にどのような力を与えてきたのか、また、東京2020大会に期待する役割をお伺いしました。
東京2020組織委員会のアクション
復興オリンピック・パラリンピックに向けた、東京2020組織委員会によるこれまでのアクションや、今後のアクションをご紹介します。
東京2020大会競技の被災地開催
野球/ソフトボール競技の一部開催(福島県営あづま球場)
サッカー競技の一部開催(宮城スタジアム)
関連動画 野球復活!福島からのエール
東京2020大会で北京2008大会以来、3大会ぶりに野球とソフトボールがオリンピックに帰ってきます。オープニングラウンドの会場となる福島あづま球場では、オリンピック出場を夢見る地元の子どもたちが期待に胸を膨らませながら、グラウンドの設営のお手伝いをしました。
東京2020聖火リレー
・東京2020オリンピック聖火は2020年3月12日(木)にギリシャで採火され、3月20日(金)に宮城県東松島市にある航空自衛隊松島基地に到着。これまでに東日本大震災からの復興への願いを象徴する「復興の火」として、宮城県、岩手県、福島県の各地で展示されました。
・東京2020組織員会は、「東京2020聖火リレー特別授業」を宮城県石巻市立渡波中学校で開催し、生徒たちが歴史や意義を学びました。
リオ2016大会、平昌2018大会時
・フラッグハンドオーバーセレモニーでは、被災地の子どもたちがつくった 「ありがとう(THANK YOU)」の人文字の映像を放映し、世界中からの、震災からの復興に対する支援に対して、感謝の気持ちを伝えました。
"ありがとう"の人文字を撮影! フラッグハンドオーバーセレモニー
・リオ2016大会、平昌2018大会時に、被災地でライブサイト実施
アスリートの派遣
・被災地の子どもたちとの交流を深めるため、東京2020スポーツディレクターの室伏広治が、石巻市で行われたイベントに参加し、一緒に1964年大会の聖火台を磨きました。
・被災地の方々の「心の復興」に貢献できるよう、アスリートが被災地を訪れ、子どもたちと交流しています。
・被災地で競技が開催される宮城にて、東京2020大会の機運醸成のため、オリンピアン・パラリンピアンが「ジャパンウォーク」in仙台に参加し、現地の方々と会話を楽しみながらウォーキングを満喫しました。
・東京2020組織委員会は参画プログラムを通じて、宮城県と連携し、復興の後押しをしています。
東京2020参画プログラム「東京オリンピック・パラリンピック強化支援対策事業」の指定証交付式が宮城県庁で開催されました。
・東日本大震災復興支援 JOC『がんばれ!ニッポン!』プロジェクト。福島県双葉町を会場に、「東日本大震災復興支援 JOC『がんばれ!ニッポン!』プロジェクト」の一環として開催された、「JOCオリンピックデー・フェスタinふたば」に東京2020マスコットとオリンピアンが参加し、被災地の方々と交流しました。
被災地の魅力をPR
・地元で愛されている祭りを盛り上げるため、伊藤華英(オリンピアン/競泳)がいわき市で開催された「いわき回転やぐら盆踊り大会」に参加し、地元の子どもたちと東京五輪音頭-2020-を踊りました。
・東京2020組織委員会は第5回IOC調整委員会の機会をとらえ、公式夕食会のメニューに被災地の食材を活用し、被災地の食の魅力を発信しました。
・東京2020組織委員会は参画プログラムを通じて、福島県と連携し、復興の後押しをしています。
東京2020参画プログラム「地域のたから」民族芸能承継公演事業が福島県白河市で開催されました。
・東京2020組織委員会は参画プログラムを通じて、岩手県と連携し、復興の後押しをしています。
東京2020参画プログラム「いわて復興未来塾」認証式が岩手県盛岡市で開催されました。
・復興に向けて力強く歩みを進める東北の今と、被災地でオリンピアンやアスリート達がスポーツを通じて人々に勇気や希望を与える姿を、外国メディアの方々に見ていただくことを目的として「東北メディアツアー」を開催しました。
・トーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長と安倍晋三内閣総理大臣が、東京2020オリンピック野球・ソフトボール競技の会場になっている福島県営あづま球場などを視察しました。