IOC理事会後の橋本聖子会長コメント

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会長として取り組むべき3つの重点施策について、IOC(国際オリンピック委員会)理事会に報告をしました。最重要課題であるコロナ対策、ジェンダー平等の推進について、そして、史上初の大会延期という経験を踏まえた「東京モデル」の将来への継承についてです。

特に、ジェンダー平等については、東京2020組織委員会内に、小谷実可子スポーツディレクターをヘッドとし、事務総長直轄の「ジェンダー平等推進チーム」を発足することについて、報告しました。

このチームについては、知見のあるアドバイザーにも入っていただき、組織委員会の職員とともに作っていきたいと考えています。アドバイザーはこれから早急に選任作業を進め、決まり次第お伝えします。加えて、組織委員会の専門委員会である、アスリート委員会、人権労働・参画協働ワーキンググループからも助言を受けていきます。

チームには(1)これまでやってきたこと、これからやることを、しっかり「見える化」してもらい、発信いただきます。(2)それから、ステークホルダーを巻き込んだ、ムーブメントを起こしていきます。(3)そして、政府・東京都とも連携しながら、レガシーに繋げるべく、活動を進めます。

大会までの限られた時間の中でも、今回の取り組みをしっかり進め、後に振り返った時に、その後の日本が大きく変わる転換点だったと言われるよう尽力します。

また、3月25日に福島県からスタートし、47都道府県をつなぐ東京2020オリンピック聖火リレーについて、コロナ対策を万全に、安全最優先で進めていくことが重要である旨、報告をしました。

新型コロナウイルス対策ガイドラインを作成し、聖火ランナーの健康観察、スタッフの健康・行動管理の徹底はもちろん、沿道の観客の密集回避にあたっては全都道府県知事とも連携するなど、万全の体制で臨む考えを伝えました。

聖火リレーの実施は、安全最優先であり、全国の皆さまに安心して聖火を迎えていただけるよう、ガイドラインについては、昨年末に案を作成し、各県と共有及びご相談をしてまいりました。

沿道で観覧いただく皆さまには、フィジカルディスタンスの確保と、マスクの着用をお願いし、大声での応援は遠慮いただくなどの、ご協力もお願いすることになります。ガイドラインは、聖火リレースタートの1カ月前となる2月25日に公表し、詳細について説明をしていきます。

コロナを取り巻く状況はまだ厳しく、今夏の大会開催に向けては不安をお持ちの方も少なくはないと認識しています。一方、聖火は、昨年の延期決定後も灯り(ともり)続け、全国の巡回展示において、感染対策徹底のうえ、これまでに10道府県で約5万人の方が展示をご覧になりました。「希望の道を、つなごう。」というリレーのコンセプトそのものを体現できるよう、万全の体制でスタートしたいと思います。

厳しい中ではありますが、東京2020大会に期待を寄せてくださる方も多くいらっしゃると分かり、とても励まされます。

引き続き、IOC、IPCをはじめ、政府、東京都、関係団体の皆さまと緊密に連携し、大会に参加いただく関係者、受け入れる都民・国民、双方にとって「安全最優先の大会」を実現し、アスリートたちが迷いなく大会の舞台に立つことができるよう尽力したいと思います。