感染症予防マニュアルによる対策が徹底された「大分車いすマラソン2020」を視察

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、11月15日(日)、大分県にて開催された「大分車いすマラソン2020」の大会運営を視察しました。

「大分車いすマラソン2020」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内外の大会が相次いで中止・延期となり選手が日頃の努力の成果を発揮する機会が失われている状況の中、日本のパラスポーツ発祥の地である大分として、選手・スタッフおよび地域の方々と共に大会を作り上げ、車いすマラソンの勇気と希望の灯を未来につないでいくことを目的として開催されました。今回の大会は、1981年以来海外の有力選手を招聘して開催されてきた「大分国際車いすマラソン」の代替大会として、国内選手のみ約100名が参加しました。

大会における感染症対策をマニュアル化し、すべての大会参加者に対して対策を徹底

今大会では、大会事務局により作成された「大分車いすマラソン2020における新型コロナウイルス感染拡大予防マニュアル」を元に、様々な感染症対策が講じられていました。マスク着用、消毒の徹底といった基本的な感染症対策をはじめ、大会ボランティア・報道機関なども含めた大会参加人数の削減を進めるとともに、全ての大会関係者に2週間前からの健康管理が徹底されました。また、観客の方々に対しては、テレビやインターネット等での沿道応援の自粛要請などが行われました。

アスリートへの対策としては、大会前日に出場アスリート全員を対象にしたPCR検査が実施され、全員が陰性という結果を受けて、大会が開催されました。当日は、競技前、競技時、競技後と、3フェーズにわけた感染症対策が行われていました。

大会スタッフ・ボランティアへの対策としては、携帯用消毒アルコールの配布を行ったうえで、こまめな手指消毒が義務付けられ、輸送バスの乗車率も50%以下に制限。また、事前説明の段階からオンラインを活用するなど密回避に最大限が配慮されていました。

検温済みの入場者へはシールを貼付
検温済みの入場者へはシールを貼付

実際の大会運営を視察することで得た知見を最大限活用

大会事務局として「マニュアル」を作成することで、アスリートを含むすべての大会参加者に対し、健康管理や感染症対策が徹底されていました。今回の視察では、特にアスリートとスタッフなどの「支える人」との接触が避けられないパラ競技においては基本的な対策の徹底が重要であることや、感染症対策を実行するにあたっての課題を見出すことができました。

東京2020組織委員会は、「大分車いすマラソン2020」の視察で得た知見を2021年の東京2020大会における運営計画の検討に最大限活用し、大会準備に努めてまいります。

大会概要

名称:大分車いすマラソン2020

開催日時:2020年11月15日(日)

10時マラソンスタート(大分県庁前)、10時03分ハーフマラソンスタート(大分県庁前)

主催:大分県、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会、一般社団法人日本パラ陸上競技連盟、大分市、大分合同新聞社、社会福祉法人大分県社会福祉協議会、大分県障がい者スポーツ協会

出場選手数:マラソン22名、ハーフマラソン77名

クラス分け:T51、T33/52、T34/53/54