尾野真歩選手「指先まで美しい繊細さをアピールしたい」 Let's 55 Virtual Experience 空手編

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「オリンピアンやパラリンピアンが繰り出すプレーの数々は、選手たちからどのように見えているのか」。競技を観戦しながら、そう感じた経験を持つ方も多いのではないでしょうか。「Let's 55 Virtual Experience」は、東京2020大会で実施される競技をリアルに体感できるプロジェクトです。

今回ご紹介するのは「空手」。女子の「形(かた)」で今後の躍進が期待される、21歳の尾野真歩選手から見える景色とは!? 皆さんもぜひ一緒にバーチャル体験をしてみましょう。また尾野選手には、競技の魅力や見どころなども語っていただきました。

形(かた)

うまく体を使った形で見ている方を驚かせたい

空手の形は武道ですが、美しさがありますし、自分の体1つで戦うというのもすごく魅力的だと思っています。私は日本の文化が好きです。空手は日本の伝統競技で、やっていて日本人として誇りに思います。礼に始まり、礼に終わるという部分も美しいなと感じています。

私はこれまでどちらかと言うと、パワーやダイナミックさを武器に戦ってきました。ただ今はそれに加え、指先まで美しく見せる繊細さもアピールしていきたいと思っています。そのため練習では、突きの動作の場合は実際にサンドバックなどを突いたり、手を取る動作だったら、人に立ってもらい本当に手を取る軌道になるように、リアリティを追求しています。

形をやっていて面白いと思う瞬間は、見ている人が驚いてくれるときですね。練習したかいがあったなとすごく実感します。子どものときに、元世界チャンピオンの方の演武を見る機会があって、そのときは自然と涙が出てきました。そういう形を私も目指したいですし、そのくらい見ている方をびっくりさせたいです。あとは自分で考えて、うまく体を使えたときも楽しいですね。形は自分の体が武器なので、いかに体の操作性を高められるかが重要なんです。思うように体を使えたときは達成感があります。

東京2020大会は、空手愛好者だけではなく、さまざまな方に日本の空手を知ってもらえる良い機会です。日本の良さを世界にアピールしたいですし、礼を重んじる部分などは空手を通じて伝えられることだと思っています。

組手