トーマス・バッハIOC会長と森喜朗会長が合同記者会見を開催

2020年11月16日(月)、トーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長と森喜朗東京2020組織委員会会長が合同記者会見を行い、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の実施に向けて、さらなる緊密な連携を図っていく考えを示しました。

森会長は会見の冒頭で、「前例のない大会の延期という事態に直面し、来年の大会開催に向けて私たちは簡素化の方針を打ち出しました。世の中の共感を得て、大会を成功させるためには不可欠の方針です」と話し、「このコロナ禍ではスポーツの役割が再び問われているように感じられます」「IOCと東京2020組織委員会がお互いの価値観を共有しながら、絆を深めていきたいと思います」と挨拶。

バッハ会長は、11月8日(日)に開催された体操の国際大会を事例に挙げ、「国際体操連盟(FIG)の渡邉守成会長の素晴らしいリーダーシップの下、大会が成功裏に行われました。世界中で行われている様々なスポーツイベントの成功が、私たちに、東京2020大会成功への確信を抱かせてくれます」と話すとともに、「現在、世界の人々は、不確実で暗いトンネルの中にいるような状況ですが、来年の7月のオリンピックと8月のパラリンピックが、トンネルの先の光になると思います」と挨拶しました。

東京2020大会に向けては、安全・安心な大会運営が大きなテーマとなってきます。バッハ会長は、コロナ対策を「ツールボックス」という表現に置き換えて、「安全な環境で大会を開催するために必要なツールボックスは整っています」とコメント。「より洗練された検査が可能になるでしょうし、ワクチンなども含めて世界で毎週・毎月新たな進展が見られるはずです」「日本とIOCのタスクフォースは、非常に緊密に連携を取っています」と状況を説明しました。

安全・安心な大会運営は出場する選手だけではなく、観客の皆様にも当てはまります。バッハ会長は観客の皆様に向けても「IOCにとっても東京2020組織委員会にとっても、最優先事項は『安全な環境を提供すること』です」と力強くメッセージを発していました。

会見の最後に、森会長は「共感は『共に感じる』ということです」「皆様の共感を得られるように私たちはあらゆる努力をしています」と話し、「先日、体操の大会がありましたが、スポーツができるということであれだけの国の選手の方が来られて、たくさんの方が応援に来ていました」「そういう雰囲気で盛り上げてほしいし、盛り上げるために私たちは努力を続けていきます」と決意を語りました。

東京2020組織委員会は皆様の共感を得られる安全・安心な大会開催に向けて、準備を進めてまいります。