Before they were stars:ネイマール、比類なきスター 17歳の夢「世界一になりたい」 

世界に名を轟かせるアスリートにも、「スター」になる前の時代がある。飛躍の時に備えて、その逸材たちは、どのような日常を送っていたのか。偉大なるスターの若かりし頃を垣間見る。

17歳のネイマール
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父親もサッカー選手、18歳でA代表デビュー

ネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオールは1992年サンパウロ州モジ・ダス・クルーゼスで生まれた。父親もサッカー選手であったネイマールにとって、サッカーは自身の遺伝子に組み込まれていた。

ブラジルでプロとしてのキャリアを歩み始めたネイマールは、すでに17歳のころ、チームのスター選手となっていた。「ヨーロッパでタイトルを取り、世界一になりたい」。この言葉の通り、2013-14シーズンからスペインで4年間、2017-18シーズンからはフランスでプレーし、数々のタイトルを手にしている。

ブラジル代表としての実績もまた見事だ。各年代別代表に名を連ねていた2010年8月、18歳で年齢制限のないA代表に初選出され、デビュー戦で初ゴールを決めた。FIFAワールドカップには、2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会と2度出場している。2013年には、FIFAコンフェデレーションズカップ2013で優勝し、カナリア軍団のタイトル獲得に貢献。オリンピックの舞台では、ロンドン2012大会決勝でメキシコに敗れるも、4年後のリオデジャネイロ2016大会で金メダルに輝き、母国の地で屈辱を晴らしてみせた。

リオデジャネイロ2016オリンピック、男子サッカー準決勝のホンジュラス戦。開始わずか15秒でゴールを決めるブラジルのネイマール
リオデジャネイロ2016オリンピック、男子サッカー準決勝のホンジュラス戦。開始わずか15秒でゴールを決めるブラジルのネイマール

母国でオリンピック史上最速ゴール

ネイマールのストライカーとしての才能は言うまでもない。オリンピックにおいてもロンドン2012大会、リオ2016大会合わせて7ゴールを決めているが、リオ2016大会の準決勝、ホンジュラス戦では、試合開始わずか15秒で先制点を挙げた。この得点はオリンピック史上最速ゴールとして、その歴史に名を刻むことになったのだ。

キックオフ直後、相手DF陣にプレスをかけてボールを奪うと、ゴール前へ猛突進。GKと交錯しつつも、左ももに当てたボールがゴールへと吸い込まれた。これは、華麗なテクニックや創造性を持ち味とするネイマールが見せたゴールへの執念、嗅覚を示した一例といえよう。このゴールで流れを引き寄せたブラジルは、ホンジュラスを6-0で下して決勝へと駒を進めた。そして決勝ではPK戦の末ドイツを下し、「サッカー王国」にとって初のオリンピック金メダルを獲得。見事なFKで2試合連続となる先制ゴールを決め、PK戦でも最後のキッカーを務めた「10番」でキャプテンのネイマールが、悲願達成の立役者となった。

ネイマールの今後

2019-20シーズンは、所属クラブのリーグ3連覇に貢献。東京2020大会の延期決定以前には、オリンピック出場に意欲を示していた。状況次第ではブラジルのエースが、オーバーエイジ枠で日本のピッチに立つ可能性もある。オリンピック連覇をやってのけるのか。ネイマールの今後に注目だ。

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