パートナーインタビュー:東京スカイツリー(R) 「東京のシンボル」から世界へワクワクを

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空高くそびえる東京スカイツリー(以下、スカイツリー)。2008年の着工から約3年8カ月をかけて建設された世界一高い634mの自立式電波塔は、名実ともに「東京のシンボル」となりました。街を歩きながらスカイツリーを見てワクワクしたり、実際に展望台に上られた方は、その高さに驚いたのではないでしょうか。

今回のパートナーインタビューでは2020年7月22日(水)、新しく東京2020パートナーに加わることを発表した東武タワースカイツリー株式会社の新家章男さんと小杉真名美さんにご登場いただき、パートナーとなって改めて感じる東京2020オリンピック・パラリンピックへの思いなどをお話しいただきました。

2020年7月23日に行われた医療従事者の方々への敬意と感謝を込めた特別ライティング
2020年7月23日に行われた医療従事者の方々への敬意と感謝を込めた特別ライティング

2020年7月22日(水)に東武タワースカイツリー株式会社は東京2020オフィシャルサポーターになったことを発表しました。改めて思いをお聞かせください。また、これまで国際的なスポーツ大会やアスリートなどに協賛されたことはありますか?

東武タワースカイツリー株式会社 取締役営業本部副本部長 兼 営業企画部長 新家章男(以下、新家)

スポーツ大会やアスリートなどへの協賛については全く初めての経験です。まずは東京2020大会のパートナーになれたことを大変光栄に思っています。現在新しい名刺を作成していますが、自分の名刺に東京2020エンブレムが入るということの重みを噛みしめています。それによって、やっと実感がわいてきました。また私だけではなく、社員一同喜びを感じており、大変感謝しています。

今、世界中が新型コロナウイルス感染症拡大の影響で未曽有の危機に見舞われていますが、東京2020大会が開催されれば、感染症に打ち勝った、困難を乗り越え一つになった、ということを表すのではないでしょうか。パートナーになったのも、そのような社会的意義に企業として貢献したいという気持ちからです。

パートナーとなり、光栄に感じると話す新家さん
パートナーとなり、光栄に感じると話す新家さん

東武タワースカイツリー株式会社 営業本部営業企画部課長 小杉真名美(以下、小杉)

2011年に東日本大震災が発生しました。発災時、スカイツリーはまだ建設中で、634mに達する直前であったものの、制振機能が完全には機能していない状態でした。しかし、そのような状況下でもあの地震に耐えそして完成したことで、メディアや多くのみなさまから「スカイツリーは復興のシンボル」と言っていただきました。(編注:震災が起きた 3月11日の1週間後、3月18日に、スカイツリーは最高到達点の634mに達した)

みなさまがスカイツリーを「希望の存在」として思ってくださり、私たちもその思いに応えて、開業を迎えました。2021年は東日本大震災から10年の節目。日本にとって、そして世界にとっても大切な年を迎えます。その中で、東京の電波塔でもあるスカイツリーがみなさまに恩返しの気持ちを込めて東京2020大会を通して、明るい気持ち、ワクワクする気持ちを届けられたら、という思いを新たに強くしています。

多くの方々に明るい気持ち、ワクワクする気持ちを届けたいと話す小杉さん
多くの方々に明るい気持ち、ワクワクする気持ちを届けたいと話す小杉さん

スカイツリーでは、これまでにも東京2020大会に向けた様々な事業が行われ、そのたびにご協力いただいてきました。

新家

リオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピックと平昌2018オリンピック・パラリンピック、東京2020大会では2年前、500日前、1年前など、節目ごとに特別ライティングを行ってきました。1年前からは、レーザーマッピングで展望台の外壁部分に文字を表示する技術も使ってご協力させていただいています。東京2020大会まであと何日、と残日数を表示し、みなさまのワクワクを醸成する取り組みに協力してきました。

小杉

何色でも出せるというLEDの強みを生かし、ライティングのデザインを行っています。以前は外部のデザイナーに委託していましたが、今は社内でできる体制となりました。(関係者の方に)試験点灯で確認していただき、微調整を行うのも欠かせない工程です。スカイツリーがオリンピック・パラリンピックに関わるライティングで協力できるということは、私たちにとっても非常にうれしいことです。やはりライティングは目立つので、見かけた方がよくSNSに投稿してくださいますし、大きな灯火として、何よりもみなさまに明るい気持ちを届けられるのではと思っています。

オリンピックシンボルの青、黄、黒、緑、赤の5色でのライティング(提供:東武タワースカイツリー株式会社)
オリンピックシンボルの青、黄、黒、緑、赤の5色でのライティング(提供:東武タワースカイツリー株式会社)
パラリンピックシンボルの赤、青、緑の3色でのライティング(提供:東武タワースカイツリー株式会社)
パラリンピックシンボルの赤、青、緑の3色でのライティング(提供:東武タワースカイツリー株式会社)
展望台に浮かぶオリンピックシンボル
展望台に浮かぶオリンピックシンボル

大会本番時の特別ライティングも今から楽しみです。さて7月23日で、延期となった東京2020大会まであと1年となりました。パートナーとして、今後どのような取り組みを考えていらっしゃいますか?

新家

具体的にはここからという思いですが、まずは東京2020組織委員会などが行うイベントに様々な形で関わっていきたいと思っています。スカイツリーがパートナーになったということをアピールしていかねば、という気持ちもあります。

独自のことでは、スカイツリーは世界一高い自立式の電波塔であること、そしてオリンピック・パラリンピックは世界一を目指すアスリートの闘い、ということで、「世界一」をキーワードに何かイベントができないか構想中です。

小杉

スカイツリーは「パワースポット」とも言われています。もともと高いところはそのように言われるのですが、さらに「レイライン」(編注:神聖な場所が並ぶ直線のこと。スカイツリーは富士山や鹿島神宮を結ぶ線上に位置しているとされる)上に建設されており、テレビ番組の特集でも紹介されました。

スカイツリーで一番を願う、必勝を願うという取り組みをやりたいと思っていた矢先に、東京2020大会のパートナーになったので、何か面白いことができればと考えています。もちろんアスリートだけではなくて、一般の方もお願いごとができるようなイベントができたらいいですね。

東京のシンボルとしてそびえるスカイツリー(提供:東武タワースカイツリー株式会社)
東京のシンボルとしてそびえるスカイツリー(提供:東武タワースカイツリー株式会社)

東京2020大会を通して日本がどのような社会になっていったらいいとお考えでしょうか?

新家

スカイツリーも新型コロナウイルス感染症の影響で3月から営業を休止していました。6月1日から再開しましたが、やはり以前のようにお客様に来ていただくまでにはならず、私たちとしても厳しい状況が続いています。観光産業ですので致し方ないと思いますが、少しでも早く社会が安定して、東京、日本が元気になってほしいと願っています。

スカイツリーは電波塔であると同時に観光施設でもありますので、東京2020大会をきっかけに日本がさらなる観光立国になっていくことを期待しています。東京のシンボルであるスカイツリーとして、より一層、東京そして日本の魅力を国内外に届けていけたらと考えています。

写真撮影に登場いただいたスカイツリーの公式キャラクターのソラカラちゃん、とてもかわいいですね。

小杉

私は、スカイツリーのキャラクターを決めるコンペから関わっていました。ただ、かわいいだけではなく、スカイツリーの広告塔、つまり「スポークスパーソン」にもなってもらう必要もありました。そこで選ばれたのがソラカラちゃんです。何もないところから生み出されたキャラクターなので思い入れも深く、また今では、一般のみなさまの認知度も高いことにとてもうれしく思っています。

開業前は無機質な電波塔で、建設や鉄骨のことで話題になることが多かったのですが、観光施設というところに立ち戻ると、公式キャラクターがいて楽しい気持ち、ワクワクする気持ちを与えてくれる広告塔がとても大切です。その点でソラカラちゃんは大きな役割を果たしてくれていると思います。また、シーズンごとやコラボ企画で衣装を変えるなど、様々な演出をして多くの方々に興味を持っていただけるよう仕掛けを考えています。

現場で働いているスタッフにも、ソラカラちゃんのファンがとても多いです。ソラカラちゃんはスタッフみんなと顔見知りでハイタッチをしています(笑)。そういったインナーコミュニケーションの面でも、大きな役割を果たしています。

新家さん、小杉さんとともにポーズを決めるソラカラちゃん
新家さん、小杉さんとともにポーズを決めるソラカラちゃん

東京2020大会期間中にアスリート姿のソラカラちゃんに会える可能性もあるかもしれませんね!最後に東京2020大会へ向けてメッセージをお願いします。

小杉

本来であれば、今ごろ(2020年7月)は東京2020大会が開催されており、日本そして世界が楽しみにあふれていたはずです。大会は延期になりましたが、東京2020大会を楽しみにしてくださっている方々、関係者の方々、みんなで前を向き、開催に向けて進んでいければと考えています。57年ぶりに東京で開催されるオリンピック・パラリンピックですから、その感動を分かち合いたいです。

私は学生の頃、スポーツをやってきましたが、その中でもオリンピック・パラリンピックは誰しもが話題にする特別な大会。その感動を分かち合うためにも、私たちにできることがあれば貢献していきたいと思っています。

新家

東京2020大会は懸命な招致の結果、開催が決まった大会ですから、この逆境に打ち勝ってみんなで一丸となって実現させていこうという気持ちでいます。新型コロナウイルス感染症拡大によって、個人や社会が分断されている今だからこそ、もう一度「一つになる機会」として東京2020大会があると信じています。私たちも東京2020大会のパートナー企業のみなさまと力を合わせながら、大会の開催に向けて、日本そして世界を共に盛り上げていきたいと思っています。

東京2020大会の感動を共有し、再び世界が一つに
東京2020大会の感動を共有し、再び世界が一つに

2011年の東日本大震災時には、「復興のシンボル」として、そして現在は「東京のシンボル」として、人々に希望とワクワクを届け続けているスカイツリー。東武タワースカイツリー株式会社にパートナーとして東京2020大会に参画いただいたことで、私たちもより一層心強く大会開催への歩みを進めていくことができます。

2020年7月23日(木)には、新型コロナウイルス感染症拡大に立ち向かっている医療従事者の方々への敬意と感謝を込めた特別ライティングを点灯。スカイツリーから東京の街に向けて、「TOGETHER WE CAN ALL WIN!」のメッセージとともに青色の光が放たれました。

今後のスカイツリーにおける、東京2020大会関連の取り組みを楽しみにしていてください。