第5回プロジェクトレビューの開催について

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公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、1月21日(木)、22日(金)の2日間、第5回プロジェクトレビュー(IOC、IPCと組織委員会が準備の進捗状況を確認する事務レベルの折衝)を行いました。

第5回となる今回の会議では、会場、レガシー、持続可能性、スポーツ、エンブレム、エンゲージメント、人材管理、パラリンピック競技大会など、幅広いテーマについて意見交換を行いました。

2日間の日程を終え、ジョン・コーツ調整委員会委員長、森喜朗組織委員会会長は、それぞれ以下のようにコメントしています。

<コメント>
ジョン・コーツ 第32回オリンピック競技大会(2020/東京)調整委員会委員長組織委員会

今年はリオ大会が開かれ、東京オリンピックムーブメントに関して非常に重要な年になります。東京はオリンピックとパラリンピックの旗をリオで公式に受け取る事になり、それは非常に重要な引継ぎという事になります。つまり夏の大会では、東京が次の組織委員会であるという事が公式になるからです。そして、それと同時に東京に対して様々な関係者や国内外のメディアからの関心がさらに高まるということになります。この2日間で討議・確認した内容を受け、東京2020はこの関心の高ぶりにしっかりと準備ができていると、確信を待ちました。この2日間で沢山のトピックを討議致しました。レガシー、持続可能性、スポーツ、それからパラリンピックの大会についてもカバーいたしました。

東京はIF(国際競技連盟)とIOCの協力のもと、オリンピックアジェンダ2020の内容に沿った形で大会の会場プランを最終化いたしました。非常にすばらしいコスト削減を、改定整備計画でもたらしております。新国立競技場事業については、デザインと事業者の選定が行われたと理解しております。この新国立競技場の完成が元々の1月よりも、その前の2019年の11月に前倒しになったという事について非常に喜ばしく思っています。また、東京2020組織委員会はすでに26社が国内スポンサーとして契約しており、非常に強い日本の財界からの支援を得ております。この日本企業の支援があるという事は、つまりオリンピックのブランドが強力であるということ、そして、すばらしい大会を世界に披露する事が出来るということを示しています。

エンブレムの選定については、非常にしっかりと協議がなされ、そして開かれた透明性のある選択過程だと理解しております。1万5千近くにおよぶ沢山の方が応募したと伺っておりますが、これだけの応募数があったということは、日本の国民の皆さまがこの大会に関わりたいと意思を強く表したものだと理解しております。最終選定は、このエンブレム委員会の皆さまによってなされます。

人材管理ですが、組織委員会はこれからも人数が増え、おそらく年末までに700人になると聞いております。それから今朝遠藤大臣と、それから舛添知事にお目にかかり、日本政府と東京都庁の支援を確認いたしました。東京2020大会は、オールジャパンが一丸となって実行する大会です。そして、IOCとIPCが共同でプロジェクトレビューを行うということも、この成功を確約するという意味で非常に重要です。リオ大会を楽しみにしておりますし、その後に人々の関心がこの東京2020大会に向けられ、非常にすばらしい大会になると自信を持っております。

森喜朗 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長

今回は、IOCとIPCの合同の実施で中身の濃い議論を進める事が出来ました。会場のセッションでは、新国立競技場、都が整備する恒久施設、共に安定的な会場準備の状況に評価をいただきました。また、会場の設計にあたり、オリンピック・パラリンピック、双方のIFと強い関係を築き、多くのインプットを得ている点も評価いただきました。今後もIFとの対話を続け、各競技に最適化された会場整備に取り組んで参ります。

スポーツについては、昨年12月のIOC理事会で自転車(オリンピック)の会場が承認され、一連の会場見直しに一区切りがつきました。オリンピックアジェンダ2020の主旨に沿って、コスト削減にも繋がったことに評価をいただいております。また追加種目につきましては、会場選定の今後の進め方について様々な意見交換を行いました。

今回は、IOCアスリート委員会委員長のクラウディア・ボケル氏にもお越しいただき、日本のオリンピアン・パラリンピアンに対してワークショップを行っていただいたことは大変意義があったと思います。
国民の関心が高いエンブレムについては、透明性の高い現在のプロセスについて評価いただきました。引き続き春に予定している発表まで、IOC・IPCの皆さまと共に一層連携をして進めて参ります。

パラリンピックのセッションでは、ハビエル・ゴンザレス国際パラリンピック委員会CEOから、組織委員会で作成したパラリンピック戦略に高い評価をいただきました。選手村の建設においては、アクセシビリティを考慮した設計について具体的なアドバイスもいただきました。配慮して準備を進めてまいりたいと考えております。

今年は、いよいよリオ大会の年であり、例年以上にアスリートの活躍がメディアでも取り上げられており、私も胸が高鳴る思いです。コーツ委員長には、まだ、成長を続ける組織委員会と、関係団体との高い協力関係のレベルを評価いただきました。お言葉を借りるなら、「ワン・チーム・アプローチ」、この気持ちを忘れずにオールジャパンの体制で引きつづき準備を進めて参ります。