第86回 オンラインでカエルの合唱

2020年5月20日

提供:朝日小学生新聞

カナダでも暖かい日が増え、窓を開けて過ごす時間が長くなりました。私が住んでいる地域では、まだ外出できない生活が続いています。窓から自然の変化を毎日楽しんでいます。鳥のえさ台に集まってくる野鳥の数も種類も増えました。最近は、カエルの声もよく聞こえます。

息子のクラスでは、生物と地球環境について勉強しています。オンラインで授業を受けている時に「今日はうちの周りで、カエルが大きな声で鳴いてるよ、ほら」と言って、窓を開けてカエルの鳴き声を聞かせてくれた男の子がいました。すると、「うちも!」と言って、パソコンのスピーカーからは、突然カエルの大合唱が聞こえてきました。「カエルが鳴くなら明日は雨だって、となりでおじいちゃんが言ってる」と家族の飛び入り参加もあり、教室の授業では経験できない一コマでした。

「カエルが鳴くと、雨が降る」はどうやら本当のようで、翌日、雨が降りました。雨が降っている時には、鳴き声が聞こえないことにも気がつきました。

「観天望気」という言葉を聞いたことがありますか。雲や風、空の色など自然現象や、動植物の様子から天気を予想することです。月の周りに光の輪が見えたり、ツバメが低空飛行したりしている時も雨の前兆といいます。

環境の変化に敏感なカエルは、環境が悪くなっているかを知る指標にもなっています。カエルの声は、自然が豊かな証拠です。みなさんの家の周りでは、カエルの鳴き声は聞こえますか?