第83回 ちがいがあるからすばらしい

2020年4月1日

提供:朝日小学生新聞

こんにちは。今回からコラムを読んでくださる方に、簡単に自己紹介をさせていただきます。 私は今、カナダで暮らしています。日本で体育の教員をめざしていた大学生の時に交通事故に巻きこまれ、脊髄を損傷したため、足が動かなくなりました。それ以来、車いすを使って生活しています。長野で1998年に冬のパラリンピックが行われた時は、日本代表の選手として、アイススレッジスピードレースという競技で、メダルを獲得しました。

アメリカに留学し、その後結婚してからは、ずっとカナダに住んでいます。現在は東京大会に向け、学校教育を通してみなさんにパラリンピックの魅力を伝えたり、パラリンピックがめざす「共生社会」を実現するための考え方を広めたりしています。

車いすで生活するようになってから、社会の見え方が変わりました。海外で生活するようになってから、新しい価値観や考え方に接する機会も増えました。様々な経験を通し私が感じてきたことを、少しずつご紹介していきます。

新しい生活が始まり、期待している人もいるでしょう。反対に、新しい環境の中で、自分が人とちがうことに不安になったり、自信を失いそうになったりしている人もいるかもしれません。このコラムでは「ちがいがあるからすばらしい。自信を持ってかがやこう」、みなさんにそんなメッセージを届けたいと思っています。