マセソン美季さんコラム 第79回 みんなちがうから、おもしろい

2020年2月6日

提供:朝日小学生新聞

「人とちがうから目立ってしまうし、ジロジロ見られるのが、はずかしい。みんなと同じだったら安心できるけど、みんなとちがうからいつも不安になる。どうしたらいいですか」。このような質問を受けたことがあります。

私は、大学生の時、交通事故に巻きこまれて、車いすで生活をするようになりました。車いすを使って初めて外に出た時、周囲の目が気になりました。みんなとのちがいや、自分ができないことに気を取られてしまったこともあります。

世の中にはいろいろな価値観を持っている人がいます。今は、「みんなが同じだったらつまらないし、ちがいがあるからいい」と考えられるようになりました。他の人の「当たり前」に自分を合わせる必要はありません。いろいろな見方ができる人の方が、豊かな人生を送っていると気がついたからです。

この夏、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。大会をきっかけに、ちがいが尊重される社会になったらいいなと思っています。大会のエンブレムは、異なる3種類の四角形がつながりあうことで、「多様性と調和」が表現されています。みんなちがうから、おもしろい。ちがうけれど、つながれる。たがいに認め合い、支え合いながら、一つになる時代がやってくる。そんな思いがこめられているそうです。

ちがいがあることは、悪いことではありません。あなたのことをわかってくれる人は、必ずいます。自信を持ってくださいね。