第72回 選手や観客が楽しめる環境を

2019年10月3日

提供:朝日小学生新聞

来年のパラリンピックに向け、本番を想定したテストイベントが多数開催されています。私は先日、ゴールボールの「ジャパンパラゴールボール競技大会」に2日間、ボランティアとして参加しました。会場は、本番と同じ千葉市にある幕張メッセで、日本チームのほか、アメリカとブラジルのチームが出場しました。

ゴールボールは、視覚に障がいのある選手がボールの中に入った鈴の音をたよりに競技するので、声援があると競技が進まないスポーツです。私が担当したのは、会場内で「QuietPlease(お静かに)」と書かれたサインボードをかかげる係でした。ゴールの裏側のポジションだったので、普段はなかなか聞けない選手同士の会話や、ベンチからの指示なども聞こえ、得した気分になりました。ところが、試合に集中してしまうと、うっかりサインボードを出すタイミングがおくれそうになることもあり、これまでの試合観戦とはちがう経験になりました。

選手がストレスなく競技に集中できるよう、また、観客のみなさんが楽しい思い出を残せるよう、大会の運営には多くの人の思いがこめられます。

関わって初めて気づくこと、考えることもありました。みなさんも機会があればボランティアを体験してもらいたいと思います。