セーリング日本代表候補の選手ら会見

2019年7月17日

提供:朝日小学生新聞

来年の東京オリンピック(五輪)出場をめざすセーリングの日本代表候補の選手たちが12日、東京都内で会見し、五輪にかける思いを話しました。ヨットの上でコンビを組む吉田愛選手(38歳)と吉岡美帆選手(28歳)のペアは、来月の世界選手権で連覇をめざしています。「結果を五輪につなげたい」と語りました。

セーリングは、帆に受けた風の力を利用して水上を進む競技です。五輪のレースでは複数の船がいっせいにスタートし、海上に設けたコースで速さを競います。

東京五輪の会場は神奈川県藤沢市にある江の島ヨットハーバーで、10種目が行われます。代表選手の選考は今後、本格化します。

吉田、吉岡両選手が出場を目指す女子470級は、全長470センチの2人乗りのヨットを操る種目です。

来月には、470級の世界選手権が開かれます。場所は、来年の東京五輪と同じ江の島ヨットハーバーです。吉田選手は「外国の選手も力を入れてくると思います。その中で、私たちにとっては代表選考もかねる重要な大会なので、レースに向けて集中していきたい」と話しました。

2人は2016年のブラジル・リオデジャネイロ五輪では5位入賞。去年の世界選手権とアジア大会では、金メダルを獲得しています。

10歳の年齢差がある2人。吉岡選手にとって、年上の吉田選手は「引っ張ってくれる存在」です。口数が少ない吉岡選手と、はっきりものをいう吉田選手。タイプはちがいますが、おたがい信頼を寄せています。

世界選手権では去年に続いての優勝をめざします。吉田選手は「結果を残すことが五輪にもつながる」と考えています。

日本での五輪開催をきっかけに、セーリング競技への関心が広がることも期待しています。セーリングは他国の選手と戦うだけでなく、風の強さ、波の高さなど自然との闘いでもあります。吉田選手は「最後まで何が起こるかわからないし、選手たちのあきらめない姿勢を感じてほしい」と話していました。

また、女子RS:X級(ウィンドサーフィン)の須長由季選手(38歳)は12年のイギリス・ロンドン五輪以来の出場をめざします。ロンドンの時は入賞できませんでした。「くやしさは、五輪の舞台で晴らしたい」と決意を語りました。