ボート・カヌー会場完成、披露式典でパラカヌー・瀬立モニカ選手が意気ごみ語る

2019年6月26日

提供:朝日小学生新聞

来年の東京オリンピック(五輪)・パラリンピックのボート・カヌーの会場となる「海の森水上競技場」(東京都)で16日に開かれた完成披露式典に、パラカヌーの瀬立モニカ選手(21歳)が出席しました。2016年のブラジル・リオデジャネイロ・パラリンピックでは8位入賞。東京大会では「メダル獲得をめざす」と意気ごみを語りました。

完成披露式典では小池百合子・東京都知事が「アジア最高峰の水上競技場にしていきたい」などとあいさつ。その後、選手が水上でボートやカヌーをこぐ様子を見せるデモンストレーションが行われました。

パラカヌーは、足に障がいがある選手などが対象の競技。小舟に乗り、パドルと呼ばれる用具を使って進み、タイムを競います。瀬立選手はデモンストレーションを見ながら「水上では、自由に動き回れるのが魅力」と、パラカヌーの魅力について話しました。

瀬立選手は東京都江東区出身。高校生のときのけがの影響で、車いす生活になりました。その後、パラカヌーを始め、2016年のパラリンピック・リオデジャネイロ大会(ブラジル)に出場。女子カヤックシングル(運動機能障がい)で8位入賞を果たしました。カヤックとは、両側に水かき部分がついているパドルでこぐカヌーのことです。

海の森水上競技場の水域は、長さ約2300メートル、はば約200メートルです。両はしに締切堤を整備して水位を一定に保てるようにしたり、波の影響を減らす装置がつけられたりしています。

瀬立選手はこの競技場についての感想を聞かれると、「私も実際にこいでみましたが、こぎやすかった。たまに風はふくけど、どんな風にも対応できるようにしていきたいです」。

来年のパラリンピックでは「地元のみなさんとすばらしい時間を共有して、メダルをとることが目標」と抱負を語りました。

海の森水上競技場の観客席には車いすで観戦ができるスペースが設けられ、施設内では移動しやすいように段差をできるだけなくしています。来年の五輪・パラリンピック後は、国際大会や水上スポーツを体験できるイベントの会場として利用する予定です。瀬立選手は「たくさんの人が集まる場所になって、バリアフリーの促進につながってほしい」と話していました。