東京2020オリンピック聖火リレーの大まかなルート決まる

2019年6月7日

提供:朝日小学生新聞

2020年東京オリンピック(五輪)の聖火リレーの大まかなルートが1日、発表されました。来年3月に福島県を出発し、47都道府県を回ります。ルートには世界遺産や、11年の東日本大震災、去年の西日本豪雨の被災地なども組みこまれています。ランナーは約1万人で、公募もされます。聖火リレーについて、Q&A(質問と答え)形式でまとめました。

Q 聖火リレーって何?

A 五輪発祥の地であるギリシャ・オリンピアで太陽光によって作った炎を、ギリシャ国内と開催国内でリレーし、開会式までつなげるものです。五輪のシンボルである聖火をかかげて回ることで、五輪が始まることを開催国に広め、関心と期待を呼び起こす役割です。1936年のドイツ・ベルリン大会から始まりました。

Q いつ走るの?

A 東京五輪がある来年の3月26日から、7月24日まで121日間です。

Q どこを通るの?

A 災害の被災地や世界遺産、各地の名所を通ります。東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」、熊本地震や北海道胆振東部地震の被災地のほか、名所では富士山(静岡、山梨両県)や姫路城(兵庫県姫路市)などを回ります。

Q スタートとゴールはどこ?

A スタート地点は、福島県楢葉町・広野町のスポーツ施設「Jヴィレッジ」です。東京電力福島第一原子力発電所の事故で対応の拠点として使われました。ゴールは東京・新国立競技場になります。

Q わたしの住むまちには来るかな?

A ルートは47都道府県全てを通ります。全国の自治体の半数ほどにあたる857市区町村をめぐる予定です。どの道を通るかなど、くわしくは今年末に決まります。

Q 1964年の東京五輪とのちがいは?

A 64年大会では聖火の火を分け、四つのコースで全国を回りました。今回は聖火を分けず「一筆書き」で全国を回ります。

Q だれが走るの?

A 公募や推薦で選ばれる約1万人です。

Q 聖火ランナーになるには、どうすればいいの?

A 6月中旬から8月末にかけて、五輪スポンサーの企業や都道府県がランナーを募集します。火のついたトーチを持って走るからと年齢制限があり、今の小学6年生以上となっています。希望する都道府県にゆかりがあること、という条件もあります。国籍は問いません。公募人数の総数は公表されていません。当選発表は年末です。

Q 1人でどれくらい走るの?

A 1人あたり約200メートルをゆっくり走ることになります。1日あたり80~90人が走ってつなぎます。

Q どんな服装で走る?

A 聖火ランナーにはユニホームがあります。白地に赤色のたすきを模したデザインで、胸の中央に聖火リレーのエンブレムがあしらわれています。環境に配慮して、ペットボトルのリサイクル素材が15%ほど使用される予定です。

Q 聖火ランナーになるには、お金はかかるの?

A ユニホームは支給されます。走る区間に向かうためにかかる交通費や宿泊費は自分で負担します。