第63回 暮らしやすい社会にするには

2019年5月16日

提供:朝日小学生新聞

シンガポールで見つけた「グリーンマン・プラス」をご紹介します。横断歩道の青信号の時間を延長できるサービスの名前です。高齢者や体に障がいのある人が横断歩道をわたる時、押しボタンの上にあるパネルにICカードをかざすと、必要に応じて3~13秒延長されるという仕組みです。利用者からは、数秒のちがいが安全と安心感を生み出していると評判だそうです。

「アクセシビリティー」という言葉を聞いたことがありますか? 英語で「利用しやすさ」「近づきやすさ」という意味です。来年、東京にはオリンピックとパラリンピックがやってきます。パラリンピックの運営を担う国際パラリンピック委員会は、大会の開催をきっかけに、アクセシビリティーの向上をうながすことを目的の一つにしています。例えば、公共交通機関の便利さや、情報の入手しやすさ、わかりやすさを改善することです。

その結果、より多くの人にサービスが行きわたるようになり、障がいのある人もない人も暮らしやすく、居心地の良い社会になります。グリーンマン・プラスは、アクセシビリティー向上の良い例です。

発想を変えたり、わずかな工夫をしたりすることが、大きな変化を生むこともあります。みなさんのまわりで改善できることはありますか?