第61回 パラリンピックのはじまり

2019年4月18日

提供:朝日小学生新聞

来年の東京パラリンピックまで500日を切りました。今回は、パラリンピックの歴史を簡単にご紹介しましょう。

パラリンピックとは、障がいがあるアスリートが出場できる世界最高峰の国際競技大会です。第2次世界大戦後に、イギリスのストーク・マンデビル病院で働いていたドイツ人医師の考えで始まりました。

このグットマン博士は、パラリンピックの父と呼ばれています。戦争で負傷し、車いすで生活をすることになった人たちのリハビリに、スポーツをとり入れました。

患者がスポーツをするという考えがまだ新しかった当時、「スポーツなんて危ない」と反対する人も多かったそうです。でも、スポーツのおかげで、自信を取りもどし、体力や筋力をつけ、短期間で社会復帰できる人が増えていきました。そして、スポーツの効果は少しずつ認められていきました。

この病院で1948年に開催されたアーチェリーの大会がパラリンピックの原点で、16人の選手が参加しました。60年には、イタリアのローマで23か国から400人の選手が集まり、大会が開催されました。この大会が後に、第1回パラリンピック競技大会と呼ばれるようになりました。