マセソン美季さんコラム:第60回 パラリンピックの魅力を伝える

2019年4月4日

提供:朝日小学生新聞

来年の東京パラリンピックまで、4月13日で500日になります。みなさんにとって、2020年の大会はどのような存在でしょう。

私はこれまで、複数のパラリンピックに選手、メディア、ボランティアなど様々な形で関わってきました。現在は、国際パラリンピック委員会の教育委員も務めていて、各国の教育現場から大会をもり上げようという活動に取り組んでいます。

私が競技をやっていた20年ほど前は、まだパラリンピックという名前すら知らない人も多かったですが、最近は日本の学校を訪れるたび、競技の名前やルール、選手の名前を知っている人が増えてきたと感じています。来年には世界中から選手がやってくるので、多くの人に応援してもらい、ファンを増やしたいです。

パラリンピックは、単なるスポーツの祭典ではありません。大会を開催することで、住みやすい社会に変えていこうという考え方があります。パラリンピックには、多種多様な障がいのある選手が出場します。それぞれの選手たちが活躍できるよう、用具やルールなど、様々なところに工夫があります。

工夫の仕方や、発想の転換のアイデアをパラリンピックから学び、その知識を競技場以外の場所でも適用することができれば、私たちが住んでいる社会は、より多くの人にとって住みやすいものになるのです。

このコラムでは、住んでいるカナダのこと、仕事で訪れる多くの国の状況などをお伝えしながら、来年の大会の魅力、各国の選手たちの思いなどにせまりたいと思います。