日本マラソンの父、金栗四三さんのふるさとを訪ねて

2019年1月13日

提供:朝日小学生新聞

1月6日に始まったNHK大河ドラマ「いだてん」の主人公の一人、金栗四三さん(1891~1983年)は熊本県生まれ。ゆかりの地には金栗さんを紹介する施設が次々とオープンしています。日本初のオリンピック(五輪)マラソン選手で、「日本マラソンの父」といわれる金栗さんのふるさとを訪ねました。

熊本市の中心から北へ車で約1時間。のどかな田園風景が広がる和水町に200年以上前にできた家があります。金栗さんが生まれ育った家です。お父さんが43歳の時に生まれたので四三と名付けられたそうです。

玄関のすぐわきにある小さな部屋。ここで小学生時代の金栗さんは熱心に勉強したそうです。和水町教育委員会の益永浩仁さんは、「金栗さんは決して天才ではありませんでした。勉強でもスポーツでも、とにかくコツコツと努力をしました」。

尋常小学校を卒業後、金栗さんは約6キロ先にある高等小学校へ進み、毎日走って登校したそうです。この経験から走る楽しさを知ります。

さらに中学校(いまの県立玉名高校)へ進み、東京高等師範学校(いまの筑波大学)に進学。ここで徒歩部(いまの陸上部)に入り、1912年に日本が初めて参加したストックホルム五輪(スウェーデン)に出場することになりました。師範学校の嘉納治五郎校長先生からは「日本スポーツ界の黎明(新しい時代)の鐘となれ」といわれ、日本中の期待を背負って出場しましたが、猛暑の中、途中で意識を失ってしまい、ゴールできませんでした。

その時のユニホームが、11日に開館した金栗四三ミュージアムに展示されていました。綿の薄手のシャツに日の丸がぬい付けてあります。